天海祐希(写真:本誌写真部) 画像を見る

「出席者のメンバーは主演の天海さんをはじめ“キントリ”レギュラーの10人。『最後はいつものメンバーで』という彼女の提案もあり、過去に出演したゲストの方々は基本的に呼ばない“卒業式”となりました」(制作関係者)

 

11月30日、都内のパーティスペースで天海祐希(58)が主演を務めるドラマ『緊急取調室』シーズン5の打ち上げが行われた。

 

’14年1月に放送が開始された同作は、天海演じる取調官・真壁有希子が「緊急事案対応取調班」のメンバーと数々の凶悪犯に対峙し、難事件を解決する人気作だ。今回のシーズン5と年末に公開される劇場版『緊急取調室 THE FINAL』をもってラストとなる。前出の制作関係者が続ける。

 

「天海さんが『移動は大変だし、みんな年だから遅くなるのも……』と言って2次会も同じ場所でした。少人数の打ち上げということで、ビンゴ大会などはやらず、皆さん飲んで歓談されていました。座長である天海さんは『12年間も続けるシリーズ物なんて初めて。本当にいろんなことを勉強させてもらいました』と挨拶。

 

鈴木浩介さんと“もつなべコンビ”として活躍した速水もこみちさんは鈴木さんの挨拶前に泣いてしまい、2人が役名で呼び合い号泣する一幕も。みんな笑い声を上げるくらいいい雰囲気でした」

 

それほどなごやかな会に緊張が走った瞬間があったという。

 

「プロデューサーが『皆さん、本番は12月26日の映画公開です。集大成になりますので、それまでは皆さんは何事もないように厳かにお過ごしください』と釘を刺したのです」(前出・制作関係者)

 

“キントリ”には紆余曲折があったと話すのはテレビ朝日関係者。

 

「『緊急取調室 THE FINAL』では首相襲撃事件が描かれています。しかし’22年7月に安倍晋三元首相の銃撃事件が発生、公開が翌年に延期になったのです。そして公開1カ月前に、首相役の市川猿之助さんの事件が起こり再延期に。天海さんや制作陣は大きなショックを受けました。

 

しかし“このままで終わるわけにはいかない”という“キントリ”チームの強い意志のもと、代役に石丸幹二さんを迎えて撮り直し、年末の公開となったのです」

 

前出の制作関係者が続ける。

 

「プロデューサーの発言後、メンバーは顔を見合わせ『何かあったら、どうするつもり?』と逆に笑顔でジョークを飛ばしたのです。もちろん出演者たちは“絶対にそんなことはありえない”という強い自負があります。莫大な製作費となった現状を知る天海さんは『年末は番宣に出まくるわ』と積極的にスケジュールを調整してくれたそうです。ロケでは天海さん自ら見学の人々にも声をかけ『絶対に映画見にきてね』と訴えるようにPRされていました」

 

天海の祈りが今度こそ届くことを願うばかりだ。

 

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