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12月21日に放送された漫才日本一を決める『M-1グランプリ2025』(ABCテレビ・テレビ朝日系)。史上最多となる1万1521組のエントリーしたなか、結成9年のコンビ「たくろう」が初めての決勝進出にして、昨年4位のエバースや5年連続決勝出場の真空ジェシカらを抑えて優勝を果たした。

 

最終決戦では審査員9名から8票を獲得するという圧倒的な優勝を飾ったたくろうだが、満票優勝を阻止したのが2位のコンビ・ドンデコルテだ。

 

かつて別のコンビでそれぞれ活動していたボケの渡辺銀次(40)とツッコミの小橋共作(36)が’19年にドンデコルテを結成。「M-1グランプリ」では、昨年初めて準決勝に進出し、今年は念願の決勝進出を果たした。

 

今大会の1stラウンドでは、エバースが870点、たくろうが861点という高得点を獲得した後の8番目の出番となったドンデコルテ。不惑に突入するも「厚労省の定める貧困層に属します」と自称する渡辺が、あえてデジタルデトックスをせずに“現実を直視しない”という社会派ネタを披露し、845点を獲得し、真空ジェシカを1点差で追い抜き3位に。その後続いた2組からもなんとか3位の座を守り抜き、最終決戦へ。

 

そして迎えた最終決戦では、またもや不惑の悲哀に悩む渡辺がLEDライトを全身に巻き付けて町中を自転車で走り出すおじさんになろうとするというネタを披露。1 stラウンドで浸透させた渡辺のキャラクターを見事に活かし、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

 

そして、最終審査ではたくろうに敗れたものの、かまいたちの山内健司から1票を獲得し、1stラウンドでは大差をつけられていたエバースを上回り見事2位で着地するという快挙を達成したのだ。

 

初決勝で2位、さらに渡辺の不惑の悲哀が滲むキャラクターで、鮮烈な印象を放ったドンデコルテ。漫才の通り、ここにいたるまで渡辺は数々の苦難を乗り越えてきた。

 

「渡辺さんは小橋さんより芸歴が長く、東京NSC(吉本総合芸能学院)の14期生で、同期にはネルソンズ、相席スタート、ダイタク、カゲヤマといった人気芸人がいます。かつて渡辺さんはマンキンタンという屈指の実力派コンビを結成していたのですが、’13年に解散し、その後は別のコンビを結成しますがそれも解散。以降はピン芸人として活動していたところ、小橋さんから声をかけられてドンデコルテを結成しました。芸人たちからは非凡なセンスで高い評価を受けているも、長らく活躍の場に恵まれてこなかったので、多くの芸人も今回の躍進を喜んでいると思います」(お笑いライター)

 

そんな不遇の時代が長かっただけに、渡辺の“自宅”も一風変わっていた。なんと、同期であるカゲヤマの益田康平(40)の実家に居候しているのだ。渡辺はこのことをかねて様々な場所で公言してきたが、放送当日の深夜にYouTube上で生配信された「M-1打ち上げ by -196」でもこの話題に。

 

幹事であるマヂカルラブリーの村上から、居候について振られて「下宿みたいな形で部屋を貸し出していただいていて。次の5月で10年経つので……」と語った渡辺。そして、家賃については「2万7500円」と明かし、今後は部屋を出る意向のため“後任”探しに意欲を見せていた。

 

今後はブレイクが予想されるが、「M-1打ち上げ」では「収入が増えても 人間の悩みの量は変わらない。別の悩みが出るんだろうな」と語っていた渡辺。芸人としての軸はブレなさそうだ。

 

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出典元:

WEB女性自身

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