「晩年の久米さんは奥様と都内のマンションで暮らしていました。読書家だけに、自室にこもることも多かったそうですが、あるとき、本の整理をし始めたそうです。そこには超有名作家から“久米宏様”と記してもらった大切な本も含まれていたといいます。
今思えば、それが終活の第一歩だったのだと思います」(テレビ局関係者)
1月13日、フリーアナウンサーの久米宏さん(享年81)が、肺がんのため元日に亡くなっていたことが公表された。久米さんの妻・麗子さんは、こんなコメントを寄せていた。
《久米は、最後まで“らしさ”を通したと思います。 大好きなサイダーを一気に飲んだあと、旅立ちました。 まるでニュースステーションの最終回でビールを飲みほしたあの時のように》
大学時代に演劇サークルで出会い、交際をスタートさせた2人。’69年に結婚し、56年連れ添った。
「麗子さんは久米さんのスタイリストを長年務め、クールなイメージを作り上げた功労者。けれども、あくまで黒子に徹してきました」(前出・テレビ局関係者)
麗子さんからのアドバイスは服装に関してだけにとどまらなかったようだ。
「久米さんは麗子夫人から『体形を維持するように』と伝えられていたようです。麗子夫人には、“テレビは見せるものだから、出演者は細心の注意を払う必要がある”という持論がありました。
キャスターが流行の素晴らしい服を着るのも情報(ニュース)のひとつで、『最もいい服を着るためにも、モデルのような体形であるべきだ』と、久米さんに告げていたといいます」(芸能関係者)
麗子さんと共に作り上げた久米さんの美学は共演者に伝わっていた。訃報に際して、『ニュースステーション』(テレビ朝日系)で共演していた元アナウンサーの丸川珠代(55)がコメントを発表した。
《実に酒脱でサラリと温もりを伝える、優しい方でした。美学を貫かれたであろう人生に心から敬意を表し、ご冥福をお祈り申し上げます》
晩年、仕事を選んで、メディアに出演しながらも、最後まで体形を維持していた久米さん。希代のキャスターは、人生の終点までダンディであり続けたーー。
画像ページ >【写真あり】スタイリスト妻の麗子さんと久米宏さん(他4枚)
