築山・工藤 はじめまして。工藤と築山で、観音日和です。(と両手を合わせて合掌しながら)よろしくお願いします。2人とも一緒に修行を積んだ本物のお坊さんコンビで漫才をやっております。
お寺の長男として誕生し、大学で僧侶の修行をした同級生2人が結成した異色のお笑いコンビだ。
若手芸人が、ラジオ『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)の単発パーソナリティの座を争う『第34回決戦!お笑い有楽城~ラジオトークの陣~』で、「線香が値上がりした」というネタで見事優勝! 所属事務所が主催するホリプロコムライブ年間チャンピオンの座も獲得。『2026年度 第24回 漫才新人大賞』では第2位に。5月9日(土)には、初の単独ライブ「南無すぎて袈裟」を開催する。
「お寺に届くお中元ランキング3位、お茶、2位、海苔、1位はバウムクーヘン」「元カノは尼さん」など、お坊さんならではのネタがテッパンで、「損と得より、尊と徳」と、お坊さんならではのありがたい言葉もネタに含ませている。
と、“お寺の子あるある”をネタにしている2人が意気投合したのは、仏教系の大正大学だった。
工藤 じゃあ、2人で漫才をやろう!と。でも養成所に願書を出すことや、親に「芸人やる」と、いつ話すかを考えて。養成所は、さまぁ~ずさんのいるホリプロの養成所に決めました。
築山 親にいうタイミングが難しいと2人で悩みました。時間があるときに話すと「やめろ」と説得されるのが目にみえていたので、忙しいときにしよう!と。
工藤 それで、大晦日の夜、除夜の鐘の前に!と決めたんです。
築山 工藤の寺、鐘あった?除夜の鐘ついてる?
工藤 もう、お寺マウントやめて~。
築山 僕は年が明ける前にスッキリさせたくて。父の前に正座して、「お笑いやりたいです」と頭を下げました。「お笑いか~」と驚いてましたが、実は父もバス釣りのプロという一面もあって、自分の好きな道を歩んでいるので寛容に認めてもらえました。
工藤 うちは、伯父(母の姉の夫)が祖父から継いで住職をしていて。芸人になることを強く否定をして、僕がもう「お寺やらない」となったら、困るから…‥まあ何年かは芸人を目指すのもいいんじゃないかと許してくれたと思う。
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