6月23日、フリーアナウンサーの古舘伊知郎(71)が自身のYouTubeチャンネルを更新。サッカーの試合などで見られる日本人サポーターの応援スタイルについて言及したところ、その発言が物議を醸している。
古舘は「サッカーFIFAワールドカップ2026 北中米大会」において、日本人サポーターが顔に日の丸を描く“フェイスペイント応援”について、「国旗損壊罪(日本国国章損壊罪)じゃないの?」と皮肉交じりに指摘。
さらに、「あんなに応援してるサポーターには申し訳ないよ」と前置きしつつ、「国旗損壊罪までいらないんじゃない?外国の国旗をいやしめたり燃やしたりしたら罪っていうのがあんだから、それで、あとは他の法律でとればいいと思ってるから」と語り、国旗損壊罪そのものへの疑問を呈したのだった。
この件を報じたネットニュースのコメント欄には、
《国旗損壊罪には大反対ですが、それを揶揄する表現としては外れ過ぎだと思います》
《古舘のこのような言動には悪意を感じる》
《国旗への愛着や応援の気持ちを表現するフェイスペイントを持ち出して「これも国旗損壊か?」と揶揄するのは、論点ずらしでしかない》
など批判的な声が相次いでいる。
実は古舘は以前から国旗損壊罪に否定的な立場を取っている。今月9日に公開したショート動画でも、日本国旗を傷つける行為を罰する国旗損壊罪について私見を語っていた。
古舘は、現在の法案骨子案で“お子様ランチの旗”が除外対象になっていることに触れ、法制定を急ぐあまり些末な類例で騒いでいるとし、「俺は、国旗損壊罪は特段いらないと思っている」と法案そのものに否定的な考えを示した。
また、「日本の国旗である日の丸を燃やしたり傷つけたりして、誰が気持ちいいの?」と語り、日本国民に不快感を与えるような行為についても、器物破損罪など既存の法律で対処できると主張した。
さらに、国際大会で金メダルを獲得したアスリートが日本国旗をまとって歓声に応える際、誤って国旗を踏んでしまうようなアクシデントも起こり得ると指摘。「それをいちいち罪に問うのかって、アホらしい話になるでしょ?」と持論を展開していた。
全国紙政治部記者はこう語る。
「自民、日本維新の会、国民民主、参政の4党が共同提出した国旗損壊処罰法案は24日、衆院内閣委員会で審議入りしました。国旗損壊罪は、“人に著しく不快または嫌悪の情を催させるような方法”で国旗を公然と損壊、除去、または汚損する行為を処罰対象としていますが、一部野党からは“表現の自由を侵害する危険性がある”との懸念も示されています。
古舘さんとしては、こうした議論を踏まえ、国旗損壊罪の適用範囲の曖昧さを、皮肉を交えて問いかけたかったのでしょう。しかし、その例としてサポーターのフェイスペイントやアスリートが身にまとう日の丸を持ち出したことで、違和感を覚えた人も少なくなかったようです」
独特の語り口や皮肉を交えた発言を持ち味としてきた古舘だが、今回の主張はあまり共感を得られなかったようだ。
