《この声明には性暴力に関する内容や謝罪、被害についての記述が含まれています。過去の経験などにより心身へ負担やフラッシュバックが生じる可能性がありますので、ご自身の状態に合わせて閲覧をご判断ください》
7月29日、Xでこう書き出したのは、ロックバンド「GEZAN」のギター・ボーカル、マヒトゥ・ザ・ピーポー(以下、マヒトゥ)。約1700字におよぶ長文で自身の性加害行為を告白し、今後の方針を説明した。
マヒトゥは声明文で、《今年五月下旬、被害者が正常な判断や自由な意思決定が困難な泥酔状態の中、わたしの高圧的な態度や相手との力関係の不均衡さによって被害者が自由な意思で同意できる状態ではないにもかかわらず性行為を行いました。これは不同意性交にあたる行為でした》と説明。被害者はPTSD(心的外傷後ストレス障害)や裂傷など、心身に深い傷を負ったという。
その後、被害者から申告を受けたにもかかわらず、マヒトゥは自身の行為を自覚せず、《「気付かなかった」「認識がなかった」》との言い分を繰り返したという。その背景について、《ジェンダーや性暴力に対する無理解に加え、相手を一人の対等な主体として尊重せず、自分の欲求や認識を優先する女性蔑視的な価値観が根深くありました》と述べた。
その上で、《今回の件に限らず、これまでわたしは相手を対等な人格として尊重せず、自分の欲求や都合を優先し、性的対象として扱うような行為を繰り返してきました》とも告白し、《他にも被害者がいることを認識しています。わたしが行ってきた性暴力によって傷ついたすべての方に、この場を借りて謝罪させてください。本当に申し訳ありません》と謝罪した。
過去の行いまでさらけ出したマヒトゥだが、実は性加害行為は、彼にとって忌み嫌うものだった。
「アーティストやバンドのライブ会場では、観客による痴漢がたびたび発生しています。GEZANでも’24年5月のライブで同様の行為が発生し、バンドの公式SNSでは“法的措置を検討する”と表明していました。これに関連して、マヒトゥさんもXで、《最も信じてる愛すべき空間に泥を塗られた気分だ》とコメント。自身のライブ会場で痴漢が発生した場合は速やかにスタッフに申告するように呼びかけ、《演奏を止めて自由を履き違えたカスをステージにつるしあげ、あらゆる社会的制裁にて責任をおってもらいます。二度と現場にいこうと思えない状態まで》と、性暴力を断固として許さないというスタンスを示していました」(WEBメディア記者)
かつては、“二度と現場に行こうと思えない状態”まで、徹底的に性加害者を追及すると断言していたマヒトゥ。今回の声明文に絡んで、当時の主張が再び注目を集めているのだが、Xのユーザーの間では、この主張と声明文との“矛盾”を指摘する声が後を絶たない。それは、以下の記述だ。
《現在決まっているライブはすべてキャンセルし、一定期間の活動を自粛します》
性加害行為で被害者を傷つけたにもかかわらず、声明文では“現場”に戻ってくる可能性を示唆したマヒトゥ。今後は「性暴力加害者プログラム」への参加などで再発と防止に取り組むというが、過去の自身の主張との矛盾に、ユーザーからはこんな批判が上がっている。
《え!?一定期間!?二度と活動するなよ!痴漢には求めてたことだろ!》
《自分で読み直せ そして二度と現場に、ステージに戻ってくんな》
《ここまで言ってたのならもうマヒトが戻ってくる場所はないんじゃないのかな》
《自分はいいんだ・・・二度と現場に戻らないはずだけど》
再びステージに上がった時、マヒトゥは何を述べるのだろうか。
