’09年に大阪で結成され、激しいサウンドと独特の世界観で人気を集めているロックバンド「GEZAN(ゲザン)」のボーカルであるマヒトゥ・ザ・ピーポー(37・以下マヒトゥ)が、自身のXで性加害をしたことを明かして謝罪。ネット上で大きな波紋を広げている。
7月29日深夜にマヒトゥは自身のXを更新し、長文のポストを投稿。《今年五月下旬、被害者が正常な判断や自由な意思決定が困難な泥酔状態の中、わたしの高圧的な態度や相手との力関係の不均衡さによって被害者が自由な意思で同意できる状態ではないにもかかわらず性行為を行いました。これは不同意性交にあたる行為でした》と書き出した。
そして《コンドームを装着しないまま行為を行い、つけたと虚偽の説明をし、被害者の自己決定権を侵害し、望まない妊娠や性感染症への不安を与えました。またPTSDや裂傷など、被害者の心身に深い傷を負わせました。》と続け、《後日、被害者から被害の申告を受けたにもかかわらず、わたしは事件当初、自らの加害性を理解できていませんでした。その認識不足ゆえに、被害者に「気付かなかった」「認識がなかった」と繰り返し伝え、さらに傷つけました。そのこともわたしの責任です》と反省を語った。
また《今回の件に限らず、これまでわたしは相手を対等な人格として尊重せず、自分の欲求や都合を優先し、性的対象として扱うような行為を繰り返してきました。その暴力性が常態化していたことを認めます。自分の無自覚な暴力性を理解し始めた今、他にも被害者がいることを認識しています。わたしが行ってきた性暴力によって傷ついたすべての方に、この場を借りて謝罪させてください。本当に申し訳ありません》と、過去の過ちについても謝罪。
そして《先日発表した通り、現在決まっているライブはすべてキャンセルし、一定期間の活動を自粛します。今後は、性暴力加害者プログラムへの参加を含め、専門家の支援を受けながら継続的に学び、再発防止に取り組みます。二度と同じことを繰り返さないために、自分の認識の歪みと向き合い、全ての責任から逃げません》と再発防止を強く誓った。
「GEZANは、今年3月にはバンド初めてとなる武道館公演を成功させるなど、近年大きな注目を集めていました。’22年にはロシアのウクライナ侵攻に反対するライブを主催するなど、とりわけフロントマンのマヒトゥさんは、反戦運動や政権批判など政治的な発信を臆せずする人物として知られていましたね。
昨年11月には、自身のXで高市早苗首相に対して《マジでシンプルになんでこんなバカが国のトップなの?センス磨いてやるからGEZANの武道館こいよ。前売りかいとくから》などと書き込み、ネット上で大炎上したこともありました」(音楽関係者)
マヒトゥのXは5月30日を最後に長期にわたって投稿が停止し、7月14日には《諸般の事情》により予定されていた全公演を中止にすると発表。ファンからは心配の声が上がっていた。
マヒトゥの説明によると性加害事件が起きたのは5月下旬。そんななかGEZANは6月13日に東京都立川市で行われた音楽フェスに出演している。しかし、そこでのマヒトゥのパフォーマンスには“ある異変”が見られたという。
「3月の武道館ライブでは、楽曲の合間のMCなどで幾度となく平和や愛、ファンへの感謝などを訴える発言を残していたマヒトゥさんですが、6月のフェスでは妙に口数が少なく、自分から話す場面はほとんどなかったように思います。
また他のメンバーの発言中にもかかわらず、それを遮ってステージから客席に向かって数回『ウォーイ!』と大きな“奇声”を上げるような場面も見られました。この言動をメンバーらも特に気にしていなかったようですが、マヒトゥさんの挙動は終始不安定な印象でした。同じタイミングで性加害トラブルの対応に追われていた可能性は否定できません」
ファンから大きな失望の声が上がっているマヒトゥだが、再びステージに上がれる日は来るのだろうか――。
