平野紫耀(29)、神宮寺勇太(28)、岸優太(30)によるNumber_iが、9月23日に4thシングル『REBON / BUGS LIFE / DIGITAL GIRL』をリリースする。
世界進出を掲げる彼らは、その動きを一気に加速させている。
2月には世界最大級のエンターテインメントエージェンシー「WME(William Morris Endeavor)」とエージェント契約を締結し、5月には米大手レコード会社「Atlantic Records」とレーベル契約。さらに8月には、10月から国内5大ドームを巡り、2027年にはアジア、北米での海外公演を予定する初のワールドツアー「Number_i 1st World Tour」の開催を発表した。
9月1日(現地時間)にはドジャー・スタジアムでの始球式に3人で登場し、話題を集めた。
こうして海外への挑戦を加速させるNumber_iだが、世界中のアーティストがしのぎを削るアメリカ市場でも成功をつかむことはできるのか。
デジタル音楽ジャーナリストで、海外の音楽ビジネスにも詳しいジェイ・コウガミ氏はこう語る。
「海外進出という意味では、WMEのようなエージェンシーと組むのはすごく大切なことだと思います。特にライブやフェスティバル、イベントのブッキングですね。海外では、ブッキングを担当するエージェントがいることはもう常識になっています。そういう体制にしていくことは、今後に向けての足掛かりになると思います」
ただし、世界的なエージェンシーと契約したからといって、成功が約束されるわけではないという。
「海外では会社と契約するというより、エージェント個人と関係性を作って、その人と二人三脚で活動していくのが普通です。担当するエージェントがアーティストを理解し、いい関係を築けるかが大切です」
さらに、アメリカでライブを展開していくうえでシビアに見られるのが数字だ。
「ブッキングするときにはデータをかなり調べます。実際にチケットを買ってくれる人が主要都市にどれくらいいるのか。その数字を見て、会場のキャパやチケット価格、ターゲットなどを決めていく。これからはストリーミングのデータを見て、アメリカで実際に聴いているリスナーがいるのかということが重要になってきます」
では、Number_iがアメリカ市場で勝負するうえでの「武器」は何なのか。コウガミ氏が挙げるのは、その音楽性の幅広さだ。
「いろいろなジャンルをまたいだ音楽ができるところは、一つの強みだと思います。ダンスミュージックもできればポップスもできる。複数のジャンルを網羅できることは、アメリカでプロモーションしていくうえでも戦略になると思います」
さらにコウガミ氏は、海外で活動を広げるには、現地の人材と組み、アーティストを支えるチームを作ることも重要だと指摘する。実際、最近のNumber_iの楽曲制作にも、国際的なスタッフとの協業が見られるという。
「7月に出した『BUGS LIFE』のクレジットを見ると、クリス・ゲーリンジャーというアメリカ人のエンジニアが入っています。Number_iとは初めて一緒に仕事をする方で、日本ではMrs. GREEN APPLEなど、海外ではレディー・ガガやリアーナといったアーティストも手掛けています」
ゲーリンジャーはBTSなど世界的アーティストの作品も手掛けてきた人物だ。コウガミ氏によれば、「エンジニアによって音はだいぶ変わる」という。
「海外進出していくタイミングで、制作にもこうしたインターナショナルな人たちが入るチャンスができたのかなと思います。海外に向けた曲を出すだけではなく、海外で実績のあるスタッフやプロが関わっていくことも、世界に出ていくうえでは大切だと思います」
WME、Atlantic Recordsという強力なパートナーを得ただけでなく、実際の作品作りにも世界で実績を持つスタッフが加わり始めたNumber_i。
日本で築いた人気をそのまま持ち込むだけでは通用しないアメリカ市場で、どう現地のリスナーをつかんでいくのか。3人の世界への挑戦は、いよいよ本格化している。
画像ページ >【写真あり】ドジャース始球式でのNumber_iの神ファンサが話題に(他8枚)
