第2次高市改造内閣で内閣府副大臣に就任した自民党の今井絵理子参院議員(撮影:長谷川新) 画像を見る

“共産党の論客”として知られる大門実紀史参院議員(70)が9月20日に自身のXに投稿した内容に賛同が集まっている。

 

劇作家を目指す演劇青年だった大門氏は神戸大学経済学部中退後に共産党に入党。東京土建一般労働組合の専従員などとして、労働運動に長年携わる。2001年に参院議員となり、当選5回の現職だ。

 

20日に大門氏が投稿したのは、第2次高市改造内閣で内閣府副大臣に就任した自民党の今井絵理子参院議員(43)へのバッシングに対する苦言だった。

 

《第2次高市内閣の副大臣は27人もいるのに、今井絵理子さんだけが異常なバッシングを受けている。2年前のこのポストのあとも今井さんは障がい児支援に真剣に取り組んで来られた。そのことも知らず(知ろうともせず)、相変わらず元アイドルという職業への偏見とジェンダーバイアスで人をたたく。高市内閣への批判は厳しく行なっても、個人の人格まで全否定するような攻撃はやめるべきです》と、今井氏への“人格攻撃”に警鐘を鳴らした。

 

政治部記者が言う。

 

「大門氏は、2024年11月にも自身のXに同じように、今井氏へのバッシングがひどすぎるとし、《今井さんは聴覚障がい者支援でずっと頑張ってこられた。一昨日もそのことで私の部屋に相談に来てくださった。元女性アイドルだから何もしていないだろう、できないだろうと決めつけて叩くのは、職業にたいする偏見やジェンダーバイアスではないの。》とつづっていて、今井氏へのバッシングをたしなめていました。今回は2年前の投稿を引用リポストしています」

 

大門氏の投稿にはX上に

 

《同意します。実績と結果で評価されるべきです》
《共産党大嫌いですが、あなたのこの発言は見直しました》

 

などと賛同する声が相次いでいる。

 

21日には、自民党の元衆院議員で石破茂内閣時代に法相を務めた牧原秀樹氏が、大門氏の投稿内容を報じた記事を引用リポスト。

 

《今井絵理子議員はご自身のお子様の障がいという明確な目的意識があって議員になって真摯に活動されてます。私も厚生労働政策を一生懸命やっていましたのでそのお姿に敬意を感じていました。大門議員も本当に立派な方で多重債務の問題を一緒に取り組んだことがあります》などと綴っている。

 

この牧原氏の投稿について、大門氏は21日、《自民党政権と正面対決してきた日本共産党ですが、まれに一点で協力することがあります。今井絵理子さんとは聴覚障がい者支援の立法で、牧原秀樹さんとは2006年の貸金業法大改正(サラ金の高金利引き下げ等)で、どちらも意気に感じる取りくみでした。牧さん、ありがとうございます》と引用リポストし、牧原氏に感謝の意をつづっている。

 

この大門氏の投稿にもXには《こういう互いのリスペクトが、国民を安心させると思う次第です。》といった声が寄せられている。

 

共産党関係者が言う。

 

「経済論戦の第一人者として、小泉純一郎元首相と竹中平蔵元経済財政政策担当相が推進した『構造改革』や、故・安倍晋三元首相のアベノミクスなどの新自由主義路線と正面から対決する論戦を展開したのが大門さんです。正しいことは正しい、間違っていることは間違っているとはっきりと言える人。人を分け隔てなく見て判断するので、他党の議員さんにも好かれる人ですね」

 

大門氏は、潰瘍性大腸炎を患っていた安倍元首相を気遣ったこともある。

 

2015年3月には自身のSNSに《武士の情け》と題し、《2年前も予算委員会中に安倍さんが頻繁にトイレに行くので、理事会で民主党の理事が「安倍さんのトイレの回数を制限する」と言い出したことがありました。当時の参議院は野党が多数で理事会もそうでしたが、わたしが「ひとのトイレを制限するなど人権侵害だ」と反対したので決められませんでした。あとから自民党理事が涙をためてわたしのところにお礼を言いに来ました。激突する相手とはいえ、病を突くのはよくない》などとつづっていた。

 

大門氏は経済分野において、財務相を約8年9カ月務めた麻生太郎副総裁と国会で論戦を重ねたことでも知られる。

 

「政党や政策は違っても、大門氏と麻生氏はお互いをリスペクトしている部分もあるようです。2016年5月の参院決算委員会で、『タックスヘイブン』を使った企業の課税逃れの仕組みを解説し、国税庁の対応を迫った大門氏に対して、麻生氏は『簡単な話を難しくしゃべるなら上手な人が多いが、難しい話を簡単にしゃべるというのはなかなか頭がいる。あらためて大門先生って頭がいい人なんだなと感心しながら聞いていました』と答弁しています。大門氏に一目置いていることがうかがえます。

 

一方の大門氏は麻生氏が財務相を退任した際、2021年10月に自身のSNSにアベノミクスを支えた点で麻生氏を批判しましたが、《現場の金融、中小企業問題に関する私の告発や提案に耳を傾け。具体的に動いてくれた》と評価していました」(前出の政治部記者)

 

大の絵本収集家で、2026年7月に『心をうるおす絵本50選大人こそ絵本を読もう』という大人のための絵本ガイドブックを上梓するという意外な一面もみせている大門氏。

 

10月から始まる臨時国会で、飲食料品消費税1%の早期成立を目指す高市内閣に対し、消費税を当面一律5%に減税し、廃止を目指すことを要求する共産党。大門氏が高市内閣とどのような論戦を繰り広げるのか注目されそうだ。

 

画像ページ >【写真あり】「共産党大嫌いですが、あなたのこの発言は見直しました」今井氏擁護した論客(他8枚)

出典元:

WEB女性自身

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