’19年から台湾に在住し活動しているYouTuber「ゾロの台湾グルメ」。チャンネル登録者数14万人を抱え、ゾロ氏は台北市内でお土産用のスイーツ店を営むなど一部の日本人には知られた存在なのだが、今年8月に公開していた動画が現在、日台で“大炎上”する事態に発展している。
「問題となったのは8月9日に公開された動画。台湾第二の都市・高雄市の『六合夜市』を訪れたゾロ氏は、屋台で『豚バラキムチ』なる料理を購入したのですが、これを口にした途端、『なにこれ?もう本当においしくないわ』と酷評。実際は、キムチではなく豚バラで練り物を巻いた料理だったのですが、ゾロ氏は別添えされたキムチについても『めっちゃ酸っぱいし、アルコール臭い。これ食えないわ。まっず』と厳しく評価し、これを吐き捨てました。さらに、『もうほんま夜市嫌い。なんなら台湾嫌い』とも言い放ち、『もうクソまずかった』と食べ終えた後も不満を連発。SNSでは一連の発言が無礼だとして物議を醸し、日本人からは“他所の国で迷惑をかけるな”といった批判が続出しました」(WEBメディア記者)
さらに、現地のメディアも続々とゾロ氏の発言を取り上げたことで事態はより大事に。現地のニュースチャンネル「三立新聞網」が22日に配信した記事では、《台湾のネットユーザーは、台湾でデザート店を経営するクリエイターである彼の二重基準を疑問視し、「台湾で利益を得ながら、同時に台湾を軽視している」と指摘した》と現地のSNSユーザーの反応を紹介。
いっぽう、ゾロ氏は現地テレビ局「民視新聞網」の直撃取材に対して、「おいしかったらおいしい、まずかったらまずい。ハッキリ言ってるだけです。6年半前にYouTube始めたけど、ずーっと言ってます」と日本語でコメント。それでも批判の声は止まず、ゾロ氏に対して今回の件に関する説明を求める声が上がる中、ゾロ氏は23日、以下のようなキャプションのサムネイルの動画を公開した。
「一部の民度の低い台湾人のみなさまへ」
タイトル自体は「大炎上の件について」としているが、上記サムネイルのキャプションはかなり挑発的だ。一体、なぜこのような言葉を用いたのだろうか。ゾロ氏は動画冒頭で以下のように述べた。
「これぐらい強烈なサムネイルにしたら、みんな絶対見てくれると思ったんで、あえてこのようなサムネイルにさせてもらいました。一部の民度低い台湾人のみなさまへということでね」
なお、今回の炎上騒動は“効いていない”ようで、ゾロ氏は「断言するけどね、1カ月後、誰も僕のことなんか覚えてないやろうし、今年の年末、年始に僕のことワーワー言ってる人、誰もいないと思ってる。僕のこと何も知らない人が散々人格否定とかしてるけど、その人たちもすっかり忘れて年末年始を過ごしてると思いますよ」と断言。
その上で、問題となっている夜市のシーンについて、「これに関しては今も言ったるわ。マジでクソまずいから。行って食べてみんな。まじで本当にクソまずかったから」と再び屋台の料理を酷評しつつ、キムチを吐き出した理由については、味に違和感を感じ、食中毒を回避するためだったと説明。なお、「夜市が嫌い」との発言については「6年前からずっと言ってる」とし、その理由として、人が多いこと、おいしい料理が少ないこと、「臭豆腐」のにおいがすることの3つを挙げた。
今回の騒動をめぐって、ゾロ氏が経営するスイーツ店のネット口コミには「日本に帰れ」「ここのフィナンシェはクソまずい」などのコメントが殺到したという。これについて、ゾロ氏は「豚キムチ巻きクソまずいって言ったよ。夜市、台湾嫌いとかも言ったよ。キムチも吐き出したよ。でも、僕はちゃんとお金を払ってるよ。そして堂々と動画に撮って顔出ししてやってるよ。でも何なの台湾の人たち。100、200件も顔も出さずに、僕の店に来てもないし食べてもないのに、こんなことやって。いじめみたいなことするんや台湾の人って僕思ったよ」と反論した。
ゾロ氏がグルメを含む台湾の様々なトピックについて率直な意見を述べるわけには、「台湾のいいことばかり発信していたら、それを見て日本人の視聴者さんが台湾に来た時に、ゾロ君が言っていたのと違う、ホテル全然よくないやんかとなる。がっかりするでしょ。だったら、最初から包み隠さず行ってた方がいい」との考えがあるという。グルメについては、「誰よりも台湾グルメを食べ歩いてると思います」と強調した。
日本と台湾は友好的な関係にあるが、今回の騒動で「日台友好を潰す行為」との批判が寄せられていることについては、「そんなことで崩れるもんですか?僕ごときの?夜市で食べたものがおいしくない、キムチを吐いただけの?それだけで?そんな薄っぺらい関係なんですか?そんなんで潰れるわけないでしょ」と訴えていた。
なお、ゾロ氏は今回の動画を台湾の人たちに向けて発信しているとしつつ、全編にわたって日本語で話しているが、誰かが翻訳した動画を作成して広めてくれることに期待しているという。ゾロ氏は現地の言葉を話さず、勉強する気もないとうが、その理由については、「テクノロジーの方が早いと思っているから」と話していた。
