「どう考えてもおかしい。年金だけのお年寄りとか、どうやって生きていけばいいの?」
ラジオからはこう叫ぶ声が――。
ある“超大物女優”が、ラジオ番組の生放送で、長引く物価高や高齢者をめぐる社会問題について「おかしいでしょ、今の政治!」と怒りを爆発させ、反響を呼んでいる。
その女優とは、大竹しのぶ(69)だ。
10月7日放送の『大竹しのぶの“スピーカーズコーナー”』(NHKラジオ第1)で、大竹が昨今の政治に意見する場面が。番組では、リスナーから寄せられた《特に葉物野菜、白菜の値段は今までに見たことのない価格で驚きました》という嘆きのメッセージを紹介。これに対し大竹は「本当ですよ!もう、怒りになりますよね!」と強く共感。「なんなんだよ、もう本当に!おかしいでしょ、今の政治!どうにかしてくださいよ」と、ストレートな怒りをぶつけた。
さらに大竹は「どう考えてもおかしい。年金だけのお年寄りとか、どうやって生きていけばいいの?」と訴え、一人暮らしの高齢者が救急搬送時に病院から受け入れを拒否されるケースが増えているという昨今のニュースに言及。「弱い人を本当に丁寧に扱うとか、そういう制度がどんどんなくなってきている気がしているのは私だけなんでしょうか」と、社会の現状に警鐘を鳴らした。
大竹の発言には、ネット上で《大竹さんの怒りはごもっとも》《もっと言ってやって!!》《私も今の政治はおかしいと強く感じています》など反響が相次いだ。
大竹がこうした政治的・社会的な発言を口にするのは、今に始まったことではなかった。芸能関係者が語る。
「大竹さんは以前から“自分が思ったことをストレートに言う”というスタンス。’15年には安全保障関連法に反対する国会前での抗議集会にも参加し、『ずっと『戦後』でいいじゃない』『憲法が変わることは絶対に阻止しなくちゃいけない』と語るなど、平和への強い思いを自らの言葉で発信し続けています」
その背景には、数学教師だった父の影響が少なくないという。
「権力に対して堂々と声を上げ、弱者に寄り添う姿勢の背景には、今は亡き父・大竹章雄さんの存在が大きく影響しているようです。
定時制高校などで数学・倫理の教師を務めた章雄さんは、様々な事情を抱える生徒たちと真摯に向き合っていた章雄さんから『自分にウソをつくな、信念を曲げてはいけない』と常日頃から言われていたのだとか。父の真っ直ぐな生き方は大竹さんの倫理観の根幹を形成しているのでしょう」(前出・芸能関係者)
また彼女は、クリスチャンの家庭で育ったことでしられる。過去のインタビューで大竹は、キリスト教の聖人のひとりで、清貧と平和を説いたアッシジの聖フランチェスコの思想への共感を語っていたこともあった。
「大竹さんの母方の祖父は、無教会派のキリスト教宗教家・吉川一水さんです。戦前は聖書の研究会を開く活動をしており、大竹さんの父はその聖書講義に通っていたことがきっかけで、母・江すてるさんと結婚したといいます。
また“しのぶ”という名前は、新約聖書の『最後まで耐え忍ぶ者は救われる』(「マタイによる福音書」より)という言葉から命名されたのだとか。大竹さんの政治的発言の背景には、祖父の代から脈々と受け継がれている宗教的なバックグラウンドがあるのでしょう」(前出・芸能関係者)
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