10月12日に群馬県庁で開催されたアイドルフェス「ぐんまちゃんアイドルフェスティバル」が、観客の危険行為によって公演中断された。
県内外のアイドルが集結した同フェスでは、密集した観客同士が体をぶつけ合うモッシュなどの危険行為を禁止し、事前に注意喚起を行っていた。しかし、出演していたアイドルグループ「FES☆TIVE」の公演中にそれらの行為が確認されたため、運営が公演を停止させたという。
「運営からライブ中断のアナウンスが行われた際、一部の観客から『金返せよ』『チケット代払ってるんだぞ』などの怒号が飛び交う様子がSNS上で拡散されていました。また、一部の観客が土下座で謝罪する場面も見られるなど、物々しい様子でした」(WEBメディア記者)
X上では、事前に禁止されていた危険行為を行っただけでなく、運営からの注意を受け怒号まで飛ばした観客らに対して、批判の声が相次いで寄せられた。
《恥ずかしい連中》
《民度終わりすぎでは…》
《金返せ言ってるのアホすぎる》
なお、「FES☆TIVE」の公式Xは、同日夜に《本日の公演において、ライブが途中で中断となりました件につきまして、今回のライブ中断は、主催者様の判断によるものでございました》とした上で、《近日中に規制に縛られない本物の“祭”を企画しております。》と規制を行わいライブの開催を示唆していた。
そこで本誌は、主催した群馬県の担当者に、アイドルフェスでの観客らの危険行為や怒号がSNS上で批判を呼んでいることについて話を聞いた。
まず、禁止事項の周知については、開催前にも注意喚起を行ったうえで「禁止行為を会場の中にも掲示し、さらに公演の合間のナレーションでも禁止行為は遵守するようにと呼びかけていました」とコメント。さらに、「運営スタッフも会場内の巡回をし、もし禁止行為が確認された時には『やめてください』と声掛けすることや、制止するような対応をとることで全体をコントロールしながら運営していた」と、フェス開催中に対策を行っていたことを説明した。
また、公演中断という重大な判断に至った背景には、深刻な状況があったようだ。
「他のアーティストの時でも、例えばサークルやモッシュという行為は発生していました。ですが、巡回している者の声掛けで、そこまで規模の大きなものに広がらない形で運営できていました。
しかし、実際に中断を判断した時は、巡回スタッフが近くに行って『ちょっとやめてください、ダメですよ』という風に言っても止まらない状況でした。そして、危険行為に直接関与していないようなお客様も巻き込みかねない程の大きなモッシュが複数箇所で確認され、事故発生のリスクが非常に高まっていましたので、現場の状況を総合判断してお客様の安全を最優先にするために、やむなく中断しました」
さらに、小さな子供もいるような場で危険行為や怒号が発生したことについて、県の担当者は、「やはり重く受け止める必要があると思っています」と話し、続けて「嫌な思いをした方、特に小さなお子さんがもし怖い思いをしてしまったとすると、それはもう申し訳なく思っております」と謝罪の言葉を述べた。
最後に、県の担当者は今回の事態に対して「正直重く受け止めているところです。判断自体はやむを得なかったと思うのですけど、ただ発生してしまったということは事実なので」と改めて振り返り、今後については、来年の開催は未定としたうえで「今回のことを教訓として、多くの方に安全に安心して楽しんでいただけるイベント運営にしっかり活かしていきたい」と語った。
画像ページ >【写真あり】観客の危険行為により公演が中断されたアイドルグループ(他1枚)
