「アクションは正直、痛かったです。撮影中は気が張っているので気にならなかったんですけど、家に帰ったら結構アザだらけで(笑)」
初めての本格的なヤクザ映画に挑んだ萩原利久はそう笑った。大切にしているコービー・ブライアントの言葉を胸に一日一日、成長を続ける27歳の素顔に迫る!
1983年に公開された伝説的な作品を新たに描いた映画『RYUJI 竜二』。萩原は、主人公・竜二を一途に慕う青年・直を演じている。
「裏社会という自分が経験できない世界の役を演じられるのは、俳優ならではの楽しさ。お話をいただいたときは純粋にうれしかったです。ただ、自分が生きていない時代ですし、裏社会のことも知らないので、今回は想像で補わなければいけない部分は多かったです」
直を演じるうえで大切にしたのが、竜二への揺るぎない思いだった。
「直の魅力は異常なまでのまっすぐさ。自分が決めた相手に対してブレないところがすごく好きです。竜二という存在を直の中でいかに大きなものにし続けられるかは、僕自身のテーマでもありました」
竜二を演じた柳楽優弥との共演も特別な経験になった。
「すごくかっこよかったです。ふだんは穏やかで優しい方なんですけど、本番で竜二になっていく姿は、すごいを通り越して怖いと思うくらい。役を演じることに対して、本当にプロフェッショナルな方だなと感じました」
劇中の直のように、誰かを絶対的に信頼することはあるのだろうか。
「僕は最終的には自分を信じるしかないと思うタイプなので、誰かにすべてを委ねることはないかもしれません。ただ、自分の中にちゃんと『NO』を持っている人は信頼できます。たとえ自分と意見が違っても、自分なりの信念や理由があって、それを一貫して持ち続けている人です」
萩原が今も大切にしているのは、元NBA選手のコービー・ブライアントが提唱した「マンバメンタリティ」。最高の自分を目指し、努力を惜しまないという精神だ。
「僕は流されるのが好きじゃないんです。一度決めたことは、明確な理由がない限り変えたくない。マンバメンタリティも、本当に全うしたいと思えた言葉なので、今も自分の軸になっています」
失敗も成長の糧になると考えている。
「基本的に失敗からしか学べないと思うんです。その瞬間は苦しくても、後から『あの失敗があったから今がある』と思えれば、その時間にも意味が生まれる。克服できたことが、いつか自分の長所や武器になるかもしれないですから」
では、最近幸せを感じた瞬間は?
「エリオット・アンダーソンがマンチェスター・シティに加入したことですね」
最後は大好きなサッカーの話に。27歳の等身大の素顔をのぞかせた。
【INFORMATION】
映画『RYUJI 竜二』
1980年代の新宿・歌舞伎町。情に厚いヤクザ・竜二(柳楽優弥)は、愛する女性との間に息子が生まれ、裏社会から足を洗う。しかし、兄弟分や竜二を慕う舎弟・直(萩原利久)らが再び竜二の前に現れる。
スタイリング:古川水桜
ヘアメイク:KUBOKI(aosora)
画像ページ >【写真あり】「似合っている!」レザーコートをさらりと着こなす萩原利久(他1枚)
