あざとく媚びているように見えて、なぜ女性にもウケるのか。
下着ブランド「株式会社ピーチ・ジョン」のブランドミューズを務める森香澄(31)の新ビジュアルが公開され、話題を呼んでいる。同社の広告にはナオミ・キャンベル(56)、田中みな実(39)、中村アン(39)、小嶋陽菜(38)、ローラ(36)、渡辺美優紀(33)、藤田ニコル(28)、今泉佑唯(28)などが過去に起用されており、売れっ子タレントのステータスと言える。
一見、同性に嫌われそうなイメージのある森だが、下着ブランドの顔になっており、女性からの支持を集めていることは明白だ。どうしてなのか。『面接で泣いていた落ちこぼれ就活生が半年でテレビの女子アナに内定した理由』(日経BP)の著者で、女性アナウンサーに詳しい霜田明寛氏が分析する。
「森さんの活動や振る舞いを見ると、良い意味でアナウンサーという職業に拘っていません。なかには『局アナ出身』というプライドが邪魔をして、自らの可能性を狭めてしまい、フリーで上手くいかない人もいます。でも、森さんは見栄を張らず、いろんな分野の仕事をしている。この潔さが同性にも好まれるのでしょう」
今では、森香澄がアナウンサーだったと知らない人もいるかもしれない。2019年、テレビ東京に入社し、4年間アナウンス業を務め、2023年春に独立した。
「普通、局アナ出身なら、アナウンサー事務所や大手の芸能プロダクションに所属します。でも、森さんはインフルエンサーを擁し、ネットに強い新興のプロダクションを選んだ。その事務所で、局アナ出身は彼女しかいません。前例にとらわれない事務所選びに、先見の明を感じます」(前出・霜田氏)
大手事務所ではないにもかかわらず、なぜ森香澄はテレビに続けられるのか。
霜田氏は、理由に「絶妙なバランス感覚」を挙げる。昨年8月、『森香澄の全部嘘テレビ』(テレビ朝日系)では「振られたことがない」と豪語。その後に「でも、これはズルくて、好きかもって思っても、絶対に自分からは言わないから。相手から(の告白)待ち。前提(として)私のことを、すごい好きでいてくれる人からしか選ばない」と話した。
「『振られたことがない』だけだと嫌われそうですが、『私のことを好きな人からしか選ばないから』と落とす。どちらも本音で、むしろ好感度が上がりそうです。ぶっちゃけながらも、品をなくすような発言はしないんです」(前出・霜田氏)
この話の延長線上で、「ウソはつきたくない」「なんでも話すヤツって思われたくない」とも言っている。
「求められる“あざとい”キャラクターは出しつつ、自分のなかで明確な線引きをしている。『アナウンサー以上、下世話タレント未満』のラインを保っています。下品じゃないから、同性にウケますし、下着ブランドの顔にもなれるのです」(前出・霜田氏)
俳優としても、着実に階段を登っている。一昨年、『オトナの授業』(TOKYO MX)でドラマ初主演。昨年4月期には、主演の深夜ドラマ『年下童貞くんに翻弄されてます』(毎日放送)で好演。今年10月には、Prime Video独占配信の『てんてん ずっと独身でいるつもり?』で映画初主演を果たした。
「普通の局アナ出身者なら、内容や時間帯を考えて断りそうな作品も、森さんは受けている。その積み重ねが、今回の映画初主演にもつながったのでしょう。女優として、すごくいい自分の居場所を見つけていると思います」(前出・霜田氏)
森香澄は仕事について、こう話している。
「『これがやりたい!』というものを常に明確に持っているわけではなくて。仕事もオファーをいただいて、『向いていると思うよ』と言ってもらえたものに応えたい気持ちで向き合っています。やりたいことがないのなら、とりあえず流されてみるのもいいと思うタイプ」(『LEE』〈集英社〉11月4日配信)
『局アナ出身』という過去にとらわれず、人の意見を聞きながら進んでいたら、新たな場所に辿り着いた森香澄。これからも、前例のない元アナウンサーになっていきそうだ。
画像ページ >【写真あり】《PEACH JOHN Beautyとのコラボ商品ができました》と自らのインスタでも告知を(他1枚)
