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その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!


【霊能力の調子がいいときがあります】

 

常に幽霊が見えている状態の僕ですが、たまに“すごく見える日”っていうのがあります。それはたいてい寝不足の時。徹夜明けのときって、寝てないのに逆に目がさえたりしません? アドレナリンが出てるっていうか。たぶん、それと同じような原理なんだと思います。霊能力にも強弱の波があるんですよ。

 

実はこれ、僕だけじゃなく、すべての人に当てはまるみたいで。ふだんは気づかない程度の霊感がある人が、寝不足のせいで急に霊が見えるようになっちゃったりするんです。

 

これは、構成作家・山田ナビスコさんの深夜ネタ見せに参加したときの話(僕みたいな若手芸人には、先輩の作家さんにネタを見せて、ダメ出しをもらう機会が毎週のようにあります)。

 

「失礼しまーす」と、部屋に入ると、山田さんはめちゃくちゃ具合が悪そうで、ずっとオエッてえずいてるんです。思わず「大丈夫ですか?」って駆け寄ったんですけど「風邪とかじゃないんだよ。今日、5徹夜だからさ」とのこと。病気じゃないなら安心なので、そのままネタ見せに移ることにしたんです。

 

そうしたら山田さんが「お前今日、珍しいね。5人でネタやるの?」って言うんです。もちろん僕はいつもどおり1人で行ったんですよ。どうやら山田さんは、5徹夜のせいで、僕にくっついてる幽霊が一瞬見えちゃったみたいです。寝不足のとき見ているのはいつもと違う世界かもしれませんよ。