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昨今アイドルブームが続いていますが、アイドルになるための才能とはどんなものかみなさん考えたことはありますか。

 

容姿はもちろんですが、それ以上に無邪気さや純粋さからなる“女性としての未完成感”が大事。その証拠に活動歴の長いアイドルはプロ感が漂い、人気に陰りが出てくるものです。

 

彗星のように現れ輝き、そして去っていくアイドル。そんな特別な存在になるための才能を持ったがゆえに多難な道を歩む女性が元「モーニング娘。」の加護亜依さん(29)だと思います。

 

10代にトップアイドルとして芸能界を駆け抜けた彼女は先日第二子を出産し、子育て真っ只中。しかし今の幸せに辿り着くまでには喫煙からの「モー娘。」解雇に結婚離婚と、山あり谷ありすぎる経歴がありました。

 

今年5月には仕事復帰を予定しているそうですが、元夫と裁判中という報道も浮上するなど心配でしかありません。しかし彼女のその危うさの裏側には、持ちすぎた“アイドルとしての才能”が今も煌々と輝いているように思うのです。

 

アイドルの才能は純粋さや無邪気さとお伝えしましたが、加護ちゃんから感じる危うさを端的に言い表すと「“アイドル加護亜依”の見積もり間違い」です。

 

たとえば今さら「モー娘。」時代の暴露トークをするなど、子どもを産んでも裁判沙汰になっても常に“アイドル加護亜依”であり続けようとしてきました。

 

その純粋さは、オタたちが本来求めるアイドルとしての圧倒的な才能、純粋さと無邪気さ以外の何ものでもありません。ただ彼女の姿を好意的に受け止めるかは個人の自由ですが、正直、“痛い”通り越して心配になってしまうレベルです。

 

そんな彼女のアイドルぶりを見ていると、ふとある人物が重なります。それは70年代のトップアイドル・天地真理さん(65)です。若かりしころは天使のような少女でしたが“おばさんタレント”的な存在になった後は激太りをいじられネタにされるように。その後も鈍臭さをウリにした企画をこなしていました。

 

完全に芸人枠となっていた当時の彼女ですが、それでも何の迷いもなく“アイドル天地真理”を演じていたのが印象的。きっと彼女もアイドルとしての才能をがっちり持ったがために、いじられても笑われても自分の可愛さと価値を信じ続けていたのだと思います。

 

そんな年をとってもアイドルとしての自分を信じるという、“アイドルの究極形”とも言える生き方は才能のなせる業。未来の加護ちゃんがこうならないように祈りたいものです。

 

才能があるとはいえ、ママタレかアイドルかははっきりさせたほうがよさそうな加護ちゃん。ただしそんなにアイドルでいたいなら、いっそのこと“子持ちアイドル”として再デビューするのもアリかも!

 

とはいえ、純粋さとオカンは相反する存在。才能でそこをカバーできるのか。アイドル加護ちゃんの真価は、実はこれから問われるのかもしれません。

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