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笑顔の裏側に、どんな思惑を抱えているの?

 

タレントでモデルのローラさん(27)が、人生の分岐点に立っているようです。身内のスキャンダルや熱愛報道でも人気に陰りが見えなかった彼女ですが、事務所を独立するとか海外に拠点を移すとか……。なにかと騒がしい話題が目立ちます。

 

その余波なのか、テレビのレギュラー出演本数は激減。今後はCM出演もどうなるか怪しいところだといいます。以前はハリウッド人気映画『バイオハザート』の出演など、びっくりするほどのキャリアアップがあった彼女。いったい今後どうなってしまうのでしょう。

 

とここまで彼女の現状を書きましたが、筆者はローラさんにトラブルが起きている認識が最近まで皆目ありませんでした。というのも街にいけば今でも大手企業の広告に多数出演していますし、電車内の美容動画では変わらず元気な笑顔を振りまいていたからです。

 

言われてみれば、たしかにバラエティ番組の露出はなくなりました。しかし彼女はそもそもハリウッド進出をした頃から、テレビ出演を減らしていた印象がありました。その結果として、CM以外の露出が減ったのかな……くらいに思っていたので、“ことの重大さ”にいまいちピンとこないのでしょう。

 

ただ彼女の“迷走ぶり”が悪いのかといえば、必ずしもそうとは言いきれません。というのも最近のテレビ露出減少が、彼女の長いキャリアのなかでプラスに働く可能性も考えられるからです。そのカギは、彼女の“ブランド価値”にあります。

 

彼女はブレーク時、おなじみのローラスマイルやタメ口など“ちょっとおバカだけど好感度の高いハーフタレント”だったはずです。しかし今やInstagramのフォロワーが470万人に!すっかり“おしゃれで変幻自在なモデル”というイメージが定着しつつあります。

 

それを加味すると奇しくも露出激減により希少性が高まり、唯一無二の存在になる可能性が出てきているともいえます。テレビという舞台では見かけなくなっているものの、今やネット時代。SNSに活動の主軸を移しさえすれば、いくらでもアピールできるものです。

 

少し話は変わりますが、先日も事務所を独立した元SMAPの香取慎吾さん(40)、草なぎ剛さん(43)、稲垣吾郎さん(43)がネットテレビに出演し話題を呼びました。彼らは鮮烈なSNSデビューも果たし、「新しい地図」も立ち上げて問題なく活動しています。ネットの影響力をしっかりと見せつけた結果、テレビが無視できない状況を作り上げたのです。

 

そしてローラさんも470万人ものフォロワーを生かすことができれば、同じように活動できるはずです。そのためにもクライアントが嫌がるであろう“泥沼バトル”を、早期に回避する必要があるでしょうが……。

 

最近は多くの芸能人が独立や起業、引退などを決断。今まで当たり前だった“芸能人としてのキャリアプラン”から外れていっています。ローラさんがこうした変革時代の新たなモデルとなるのか。今後がちょっと楽しみです。

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