10月某日 東京小学生の頃の出来事ですが、当時札幌のオーケストラに勤めていた母が、ある日片手に何か黒い、もこもこしたものを抱えて家に帰って来た事がありました。「この子を見つけてしまった。もう飼うしかないと思う」と、母はそういって腕に抱えていたものを私たちの前に置いたのですが、それはなんと生まれて数週間くらいのつぶらな瞳をした仔犬でした。「わたしがどんなにあっちへ行きなさ...

関連カテゴリー:
関連タグ: