皆様、こんにちは。はちみつ姉妹です。ニュージーランドは日に日に寒さが増していますが、秋のニュージーランドは日差しも優しく、寒すぎず暑すぎず、過ごしやすい気候です。
先日、娘の友人の家に遊びに行かせてもらった日のこと。そこには猫が3匹いました。とてもかわいらしい猫。大人しくて人懐っこくて、私の足元や手にもたくさん挨拶しにきてくれていました。そして、何より娘は動物大好き!とても喜んでずっと抱っこしていたほどでした。
私がアトピー性皮膚炎だったことは皆様もご存知かと思いますが、食物アレルギーのみならず、動物アレルギーも日光アレルギーも花粉も喘息もありました。ただ今ではもうどれも症状が出なくなっています。
以前の私と言えばすごい猫アレルギーで、猫を飼っているお友達が隣に来ただけでも反応が出るほどでした。くしゃみに目のかゆみ、充血、涙、鼻水、鼻づまり、そして皮膚が真っ赤に爛れ、腫れ上がるのです。もう最悪!なんて言うことすら出来ないくらい症状が酷くなるので、猫には近づかない。大好きなのに近づけなかったんです。
でもそれも克服し、猫を飼っている友人の家にお邪魔しても大丈夫!猫を触ってももちろん大丈夫!だったのに……。なんと、今回は出てしまったのです。猫3匹、絨毯のお部屋、そして長時間の滞在と条件が揃ったからでしょうか。お邪魔して2~3時間経ったころ、とても苦しく、呼吸が出来なくなってしまいました。そしてゼェゼェと懐かしの音が聞こえてきて……そこからさらに3時間。ようやく開放されたころには、呼吸がほぼできない状態に。最後は“微笑む”がやっとでした……。
そこで今回は、猫アレルギーや動物アレルギーの人必見!症状が出たときの対処法を、はちみつ美容を通してお届けします。
そもそも猫アレルギーとはどういったものでしょうか?アレルギーは免疫系の機能不全の一種だと考えられています。アレルゲンと呼ばれるアレルギー症状を引き起こす物質が血液中の免疫グロブリンE(lgE)抗体と結合することで、身体全身に存在する肥満細胞からヒスタミンなどの炎症物質が放出されます。
身体が有害だと察知した外敵を撃退するために、ヒスタミンは身体の局所で炎症を引き起こすという仕組みです。猫アレルギーと聞くと、そのアレルゲンは猫の毛と思う方も多いでしょう。しかし実は猫アレルギーの原因は猫の唾液や猫の抜け毛、猫のフケに含まれる“タンパク質”なのです。
また室内の空気を調査した結果を見ると、恐ろしい結果が明らかになりました。猫のアレルゲンはダニアレルゲンの約40倍も飛んでいるのです。これだけ聞くと本当に恐ろしい……。目に見えないので余計ですね。
そこで、改善すべきいちばんのポイントは環境です。空気清浄機を使っていたり、いつもお部屋を掃除したりしてキレイな環境を保っていれば、そこまで症状が出ないという方も少なくありません。それでも今回の私のように症状が出てしまった方は、以下の手順でケアすると症状がとても楽になります。
1. 鼻呼吸に切り替える
鼻呼吸はかなり重要です。鼻呼吸を習慣にしておくといいのはアレルギーを持っていない方も同じですね。口呼吸だとウィルスやアレルゲンなどの異物がダイレクトに体内へ侵入し、粘膜へと付着するのです。しかし鼻呼吸は鼻毛や鼻水がフィルターの働きをしてくれるので、異物の侵入を防ぐことができます。
2. はちみつうがいをして粘膜を洗浄する
まずは粘膜の洗浄をしましょう。息苦しさがかなり軽減できます。
3. ひとさじのはちみつをなめる
2のうがいでは届かなかった部位へのアプローチです。
4. デトックスハーブティーなどとセットではちみつをなめる
体内に取り込んでしまったアレルゲンをデトックスします。(ここには数日かかります)
以上、いかがでしたか?根本治療で病気を治すことはとても大事なことですが、症状が出てしまったとき、自分のなかに対処法をいくつか持ち合わせておくととても安心できるもの。私もしっかりと鼻呼吸を意識した日々を送りたいと改めて思いました。