みなさま、こんにちは。はちみつ姉妹です。先日、青山すこやか本舗にてマヌカハニーセミナーを終えました。はちみつと言えば『マヌカハニー』という印象の強いですが、「聞いたことはあるけれど、まだ食べたことがない」という方も多くいらっしゃいました。その理由は、(1)他のはちみつとの違いが分からない、(2)選び方が分からない、(3)使い方が分からないというものでした。
インターネットでマヌカハニーと検索すると、さまざまな記事や商品が出てきます。何だかすごそう、良さそうと思っても、なかなか手が出せない。その理由は表記の種類の多さと、価格幅の広さにあるのではないでしょうか?そこで今回は、驚きのマヌカハニーの秘密とその選び方をお届けします!
マヌカハニーとは、ニュージーランドにのみ自生するフトモモ科の低木であるマヌカという植物から採れるはちみつです。マヌカの花は小さく白いお花が12月の約4週間だけ盛大に咲きます。ニュージーランドの先住民であるマオリ族は紀元後700年から1700年までにニュージーランドへ来てすぐ病気の治療としてマヌカを用いる方法を学びました。
「マヌカ」とはマオリ語で「復活の木」「癒しの木」と言った意味。その名の通り、マヌカの葉や樹皮及び若い枝を煮て鼻風邪や肩こり、リュウマチ、胃の不調、皮膚炎などに使った歴史があります。そして今日では、マヌカの葉から蒸留されるマヌカオイルも幅広い分野で活用されています。
はちみつの生産自体は、1800年代初期にヨーロッパから持ち込まれたイタリア種のミツバチから始まったと言われています。しかし当時、マヌカハニーはその独特の風味から豚や牛の餌としてとても安価に売買されていました。今のようなマヌカハニーの研究がされ、独自の抗菌・殺菌作用が科学的に証明されたのは2006年。つい、最近のことなのです。
では、具体的にマヌカハニーにはどんな特性があるのでしょうか?抗菌・殺菌作用が高いことで有名ですが、それはマヌカハニーにのみ見られる特有成分・メチルグリオキサールの存在があるから。抗生物質と違って副作用の可能性がないため摂取リスクが少なく、健康食品として注目を集めています。
菌やウィルスに効果がみられるマヌカハニーは、風邪の諸症状、ピロリ菌の除去やその他胃腸系の不調対策、そして切り傷や火傷対策など、本当に幅広くお使いいただけます。その殺菌力の高さは数値で表記され、私たち一般消費者にもわかるようになっています。表記はさまざまですが、大きくは“UMF”又は“MGO”の2つに分かれます。
これらの数値が高ければ高いほど、殺菌力が高くなります。サプリメントとして食べるなら、数値が低いものを。お薬のようにマヌカハニーが持つ抗菌・殺菌効果を求めるなら、数値が高いものをお選び下さい。
注意をしていただきたいのは、健康な状態であまり数値の高いものを食べ続ける必要がないということ。つまり数値が高ければいいというわけではないのです。価格帯も7千円~1万円位のもので十分ですので、数値と価格をしっかりみて購入して下さい。
ニュージーランド本国で認められているのは、黒の遮光ペットに入ったマヌカハニー。マヌカハニー自体は紫外線に弱いので、遮光ボトルを使用しているものを選ぶようにしましょう。