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皆様、こんにちは。はちみつ姉妹です。8月もあっという間に終わりもうすぐそこまで秋が近づいてきましたね。秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋と連想するイメージは千差万別色々あります。健康で楽しい秋を迎えられるよう、ぜひはちみつ美容を取り入れケアして下さいね。

 

さて、今日ははちみつを集めてくれる「みつばち」についてお話したいと思います。みつばちを知ってる人はたくさんいるのですが、「みつばちの世界」について知る機会は少ないようです。

 

みつばちの家族は、女王ばち、オスばち、メスばちの3種類で構成されています。これを「みつばちのカースト」と呼びます。1つの巣箱に約5万匹のみつばちが生活しているといわれています。

 

中でも女王ばちはとても貴重な存在。1つの巣箱に1匹しか存在しません。腹部が働きばちの倍の大きさで、卵を生む役割を担っています。寿命が長く毎年春になると誕生し、生まれて1週間後に空中で多数の雄と交尾します。夏にかけて大量の卵を巣に産みつけ、翌春に新しい女王蜂が誕生。古い女王蜂は約半数以上の働き蜂を連れて、新しい巣を作る。そしてまた繁殖を続けるのです。

 

オスばちは、毒針を持っていません。身体も目もメスばちより大きいです。繁殖のために存在するので寿命は短く、巣作りやエサ集めなどは行いません。全体の10%ほどを占め、大きな複眼が特徴。新女王が誕生して巣から飛び立つと、追いかけるように飛び立ちます。交尾を終えたオスばちは交尾器を女王ばちの体内に残したまま引き離されるため、落下してそのまま死んでしまうのです。

 

いっぽうメスばちはもっとも数が多く「働きばち」と呼ばれています。働きばちはすべて“メス”で産卵することはありません。毒針は産卵管が変化しているものなので、働きばちは毒針を持っています。

 

働きばちは、巣の中で働く(内勤ばち)と巣の外で働く(外勤ばち)と大きく2つに分かれます。内勤ばちは若いはちで、巣の修復や維持や子育てなどを担います。年老いた外勤ばちは花から花へと飛び回り、蜜や花粉を集め巣へ持ち帰る役割を担います。また敵から襲撃を受けた際はおしりの針で立ち向かい、巣を命がけで守ります。1秒間に400回も羽を動かして巣の中の温度を一定に保ったり、巣穴からみんなで力を合わせてゴミ出しすることも。巣の中でも外でもたくましく働いているのはオスばちではなくメスばちなのです。

 

これらは、はちたちがどのようにすれば厳しい自然界で生き延びられるのか考えた結果できたもの。卵を産むのは一匹のメスばちに任せ、他のメスばちが卵を産むための産卵管を刺針に変えて働いています。

 

同じメスばちでありながら、役割が違う女王ばちと働きばち。とても不思議で神秘的なみつばちの世界を知ると、みつばちがとても愛おしい存在に感じませんか?今度、みつばちを見かけたらぜひ温かい目で見守ってあげて下さい。

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