長崎県に生まれ、看板店、ちり紙交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家になった蛭子能収(67)。これまで人から相談を受けたことは皆無だったという彼が、本誌読者からの相談に答える! 今回は、平和島ボートレース場での回答となったのだが、予想は外れに外れ、最後には―−−。
【Q】「もうすぐ40歳になりますが、まだ定職につかず、フラフラしている自分がなさけなくなります。40歳を機に頑張ってみようと思います。蛭子さんは、40代は、どんな生き方をしていましたか?」(トシキさん・39・アルバイト・兵庫県)
【A】「……………」(蛭子能収)
「え……と、ちょっと待ってくださいね。これから最後の、大事な勝負が始まるんですけど……。そのころのオレですか?たぶん、40歳だったと思いますよ……。
というか、4はないですね、さすがに……あ、ちょっと待って。これが当たれば、万舟(100円で配当金1万円)で、逆転できるんです!
5行けー、5!ごぅー……あー……」
……というわけで、負けが込んで蛭子さんのテンションが完全に下がってしまったため、「ゆるゆる人生相談スペシャル@平和島」はこれにて終了。人生は思いどおりにならない。ギャンブルは今日も、それを蛭子さんに教えてくれたようです。
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