「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(68)が、本誌読者からの相談に答える!
【Q】「私は見た目が辛気くさい顔をしているので、やる気があるのに“嫌そうに仕事している”と思われ、早く手を動かせば“やけくそで仕事をしている”と思われます。どうすればいいのでしょうか?」(さおりさん・38・清掃業・大阪府)
【A】「自分をわかってもらおうなんて考えないほうが楽」(蛭子能収)
考えすぎですね。人はそんなにあなたのことを考えたりしていませんよ。直接言われたわけじゃないんですよね。もしかしたら“手が早く動かせるスゴイ人”と思われているかも……ウフフ。それなのに他人がどう思っているか想像して、勝手に不安に思っているだけですよ。そもそも、人の心理を推測するなんて無意味なことだと思います。それが当たっていたとしても、そうじゃなくても、ただむなしいだけですよ。
どこかで、さおりさんは、いつか誰かが自分をわかってくれる、と思っているんですよ。でも、そんなことはないと思いますよ。自分は、人から理解されるわけがない、と考えていたほうが楽です。それに、辛気くさい顔かどうか決めるのは他人ですよ。
競艇場には“予想屋さん”がいますが、オレは自分の物差しで勝負したいので、あまり参考にはしません。もう少し、自分を信じてみればどうですか。それにしても手を早く動かすと、やけくそって……プッ。
【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】
建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊! 当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。
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