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「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(68)が、本誌読者からの相談に答える!

 

【Q】「亡くなった母について相談です。5年くらい前にがんになり闘病していました。昨年亡くなりましたが、ああすればよかった、こうすればよかったと後悔ばかり。蛭子さんはご両親のことをどう思っていますか?」(サキさん・56・主婦・秋田県)

 

【A】「死んだ親を思い続けても、自分の人生は何も変わらない」(蛭子能収)

 

えっ、この連載100回目なんですか。どうでもいいですね。これまで100人以上の相談に回答したけど、読者からの悩みで印象に残っているものはひとつもありません。

 

オレは、亡くなった父親をバカにしていたんですよ。父は遠洋漁業をしていて、1カ月以上の漁から家に帰ってくると、母の布団で寝るんです。いつも母と一緒に寝ていたオレは、畳に追いやられる。それが嫌だったんですよね。それで死ぬまで父親は面倒くさい存在と思っていました。

 

でも、先日、NHKの『ファミリーヒストリー』という番組で、オヤジがとても家族を大事にしていたことがわかり、すごく反省したんです。バカにしなければよかったと泣いちゃいました。でも、その気持ちは伝わらないし、その後のオレの人生も変わりません。だから、あなたも後悔せずに生きればいいんですよ。親は子供の幸せを願っているもの。あなたが楽しく生きていけば死んだお母さんも喜ぶと思います……プッ!なんか恥ずかしいですね。100回って言うから適当に答えただけですけどね。

【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】

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建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊! 当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。

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