「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える!
【Q】「バイト先のピザ店で年下の高校生が、大学生のオレにタメ口を利いてきます。バイトでも上下関係はあるはず。そいつに『ちゃんと敬語で話せ』と言ったほうがいいでしょうか?」(ポケって君さん・21・学生・東京都)
【A】「許せないヤツは漫画に描いて殺せばいい」(蛭子能収)
明日は北九州市の若松競艇場で仕事です。その合間に舟券が買えますが、女房に小遣いを減らされ軍資金が少ないのが難題。それに比べたらどうでもいい相談ですね。
敬語で話さない高校生よりも、それに腹を立てているアナタ自身の問題だと思いますよ。そんな小さなことでも気になるのなら「オレ、年上なんやから、タメ口で話すなよ」と笑って言えばいいんじゃないですかね。
プライドを傷つけられたり、何か引け目を感じたりしていると、ささいなことでいら立つもの。学歴コンプレックスがあるオレは、担当編集者が東大出身というだけで鬱憤が溜まり、マンガの中で、その編集者をひどいやり方で殺しまくっていました。というか、日常の「怒り」や「不満」を作品にぶつけていましたね。最近のオレは守りに入っていますね。小遣いが少ないという不満があるのに……そうだ!仕事先からもらった北九州までの航空券を払い戻して、電車で行けば、ちょっと金が浮きます。これで3?4レースは勝負できますね、ウヘッ!
【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】
建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊! 当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。
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