「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える!
【Q】「入社2年目ですが、商品開発チームの一員に! 先輩たちと一緒で不安もありますが、前を向いてがんばっていきます!! チームの和を乱さないようにするアドバイスをぜひください」(クネ子さん・24・メーカー勤務・愛知県)
【A】「仕事ができない人がいるおかげで、うまくいくことだってある」(蛭子能収)
やる気を出さないことです。リーダーがいるはずですから、その人の言うことに従って、動いていればいいだけ。あとは、前なんか向かずに、気配を消しておけばいいと思いますよ。たぶん、アナタに求められているのは、アイデアではありません。チームには、仕事ができない人がいると、ほかの人が「オレががんばってやる」となって、逆にうまくいくことがあるんですよ。
漫画家は基本的に、1人で作業していきますが、「アックス」という雑誌で、根本敬さんがストーリーをつくって、それに合わせてオレが絵を描くという合作漫画を連載しています。最初は、根本さんが「最近の蛭子さんはダメだ。もっと漫画を描くべきだ」ということで、オレが苦手のストーリーを根本さんが考えてくれることになったんですが、ハッキリいって面倒くさいです。テキトーに描いています。でも、最近、根本さん自身が生き生きしてきたような気がします。オレが嫌々描いていると、逆に根本さんがすごくやる気になっていくみたいです。
【『蛭子能収のゆるゆる人生相談』たちまち4刷&電子書籍化!】
建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊! 当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。
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