春の清らかで美しい陽射しが、ギラギラした光に変わってきました！立夏も過ぎて、夏に向けて季節が動いていることを実感します。太陽のパワーが増すと、なんだかわたしのパワーも増してきます。
以前お会いした方に、「サトウさん家はたしかに太陽光で発電でされていますが、チカさん自身が発電しているように見えるんですよね（笑）太陽のように明るく元気な人柄だからそう感じるのかもしれません」と言われたことがあります。とても光栄な言葉をかけていただき嬉しかったです。太陽と共に生きるようになったので、太陽っぽくなったのでしょうか。それにしても、わたしのパワーだけで発電ができたら、どれだけエコだろうと思いました。自家発電ならぬ自己発電ができる時代が到来したらいいですね！
さて、お日さまがいきいきとしているこの季節。ソーラークッカーエコ作くんを使ったお料理の腕が鳴ります！冬場に比べて半分くらいの調理時間でいろいろなものがつくれてしまうので、そのスピードに驚かされます。うっかり長くお日さまに当ててしまうと、筒の中でお野菜が炭化していることも（汗）。冬の調理感覚から切り替えてこの季節の調理感覚に慣れるまでは、何回か焦がしてしまいました…。
エコ作をセットした反射板の角度も冬と春ではかなり違います。冬は太陽が低いので、反射板をかなり起こして、地面に対して直角に近い角度まで立てます。
この季節になると太陽が高いので、緩い角度にして寝かせるくらいにすると、上から太陽光が降り注いでよく当たります。
おそらくこれからの季節は、具材が焦げてしまい、筒の中のお掃除が大変になることもあるかもしれません。柄の長いスポンジで洗っても汚れがとれない場合は、エコ作に重曹小さじ1とお水を入れて沸騰させてみてください。この方法でかなりキレイに取り除けます！
先日、トマトソースのパスタが食べたくなって、エコ作でつくってみました。それがあまりにも絶品で感動したのと、汎用性が高く色々な料理に変身して数日間楽しめたので、ぜひみなさまにご紹介したいと思います♪
●お日さまトマト―ソースのつくり方●
【材料】
たまねぎ一個
にんじん（大）半分
にんにく一片
塩小さじ1
こしょう少々
トマトピューレ200ml～250ml
【つくり方】
①たまねぎ、にんじん、にんにくをすべてみじん切りにする
②塩小さじ1と、こしょう少々を、みじん切りした具材によく揉みこむ
③筒の中に入れて、太陽の下に10分～15分置いておく（冬場は30分）
④日（ひ）が通って具材が柔らかくなり甘い匂いがすることを確かめたら、一旦器に出す
⑤そこにトマトピューレを加えてよく混ぜる
⑥⑤をもう一度筒に入れて、太陽の下にさらに10分～15分置いたらでき上がり♪
このお日さまトマトソースを茹でたパスタにのせてオリーブオイルをかけると、トマトソースパスタとなります！
ご飯にのせてチーズをかけてオーブントースターで10分焼けば、なんとトマトソースドリアに！
パンにぬって乾燥バジルを振りかけて、ベーコンや好きな野菜をのせて、チーズをかけてオーブントースターで焼けば、ピザトーストに！
クミンパウダーとオレガノを混ぜて、レッドキドニー豆やヒヨコ豆などお好きな豆と和えれば、チリコンカンに！
いろいろなお料理に華麗に大変身をとげる、このお日さまトマトソース！汎用性が高いうえに、とにかく美味しいので、ぜひともお試しください♪
エコ作で災害時にお湯も沸かせる！
以前からソーラークッカーは防災グッズとしてもオススメしてきましたが、熊本地震のニュースを見て、改めてエコ作をひとつでも持っておくといいと思いました。ガスや電氣のライフラインが断たれたとしても、このエコ作で料理をつくることやお湯を沸かすことができます。わたしは挑戦したことがないのですが、エコ作にお米と水を入れてご飯を炊いた友人がいるので、ご飯も炊くことができるようです。冷蔵庫の残り物があるあいだは、それを使ってお料理をすることで、配給されるカップラーメンや菓子パンを食べるよりも栄養価のある食事がいただけます。体調管理がしっかりできると思います。
また、お湯を沸かせることができますので、お茶を淹れることはもちろんのこと、ぬるめのお湯をつくって身体を洗うこともできます。エコ作で温めたお湯を洗面器などに入れて、小さなタオルにお湯を浸して身体を拭けば十分キレイになると思いますし、気持ちや精神面でも健やかでいられるはずです。東日本大震災のときに、自衛隊が用意した仮設のお風呂で久しぶりに身体を洗った被災者の方々が、とても清々しい表情でいらっしゃったのが印象的でした。身体が洗えない状況というは、人間にとって大きなストレスになることを実感しました。
災害時など肉体的にも精神的にもストレスにさらされる状況で、エコ作はそのストレスを軽減してくれる要素をたくさん持ち合わせています。筒と反射板というシンプルな仕組みだからこそ、使う側の発想力とアイディアで色々な可能性が生まれます。これを機に防災グッズの中にエコ作をひとつ加えていただくことを心からオススメします！
