その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(27)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【霊体でわかった気まずい真実】
学生時代に飲食店でバイトをしていたときのこと。ある日、店長からいきなり「実は、バイトの女のコと付き合っている」と打ち明けられました。
僕、ものすごくびっくりしちゃって。だって、その子の霊体は、ぜんぜん店長のほうを見てないんですもん。なんなら、そっぽを向いているくらいで、明らかに好きじゃないんですよ。
後日、彼女にそれとなく聞いてみたら、やっぱり「ぜんぜん好きじゃない」と。じゃあなんで付き合ってるのかというと、シフトの融通がきいたり、時給がちょっと上がったり、“店長の彼女特典”があるからだとか。
女のコって“ゲンキン”だな~なんて思った数日後。またもや店長から打ち明け話をされて。今度は「ほかのバイトの女のコからも告白された」って言うんです。
ただ、そのコの霊体もやっぱりそっぽを向いていて。本人に聞いてみると「好きじゃないけど、いろいろお得だから」と“店長の彼女特典”が目当てでした。
最終的に、店長の彼女は4人にまで増えていて。本人は「モテ期かな~」なんてうれしそうにしてたんですけど、僕はなんだか気まずい気持ちでした(笑)。
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