その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(28)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【∞ホールで恐怖体験をしました】
この前、ヨシモト∞ホールで出番があったんですけど、ちょっと様子がおかしくて。足を踏み入れた瞬間、嫌な感じがしたんです。
楽屋にいる芸人仲間も、なんだか暗い表情で。出番終わりで戻ってきた人たちはみんな「ぜんぜんウケなかった」って落ち込んでるんです。なかには、売れっ子の人もいたので、さすがに何かがおかしいぞって。それで、客席の様子を見に行くことにしました。
そうしたら、客席は超満員だったんですよ。ただ、異様だったのが、誰かが少しでも笑うと、周りの観客がいっせいに、その人のほうをにらむこと。すると、にらまれた人はすぐ真顔に戻っちゃう。だから、ネタがウケても、一瞬で笑いが消えちゃうんですよね。
舞台袖からはどういうことかよくわからなかったんですけど、自分の出番で舞台に立ったとき「そういうことか」と腑に落ちました。客席には、生きてるお客さんは20人くらいしかいなくて。半分以上は死んでる人だったんです。
芸人に恨みのある人たちが集まってたのかな? 次に行ったときは、もうなんともなかったのでよかったですけど。まさか、あんなにおおぜいの幽霊の前でネタをやるとは思いませんでした(笑)。
【お知らせ】
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