【ポップな心霊論】「新木場から“あの遊園地”を眺める幽霊」
(イラスト:マユボンヌ)

その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(29)。『ホンマでっか!?TV』などへの出演も話題になり、この夏初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)も発売。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!

 

【遊園地を悲しげに見つめていたのは……】

 

先日、番組の収録で新木場まで行ったんですが、ふと「そういえば“あの遊園地”の近くじゃん!」と思い出しました。

 

ちょうど、コロナの影響で臨時休業していたのが、やっと営業再開したくらいのタイミングだったので、なんだか感極まっちゃって。その遊園地の方角を眺めながら、感傷にひたっていたんです。

 

「行きたいけど、もうちょっと落ち着くまでは我慢かな」なんて考えていると、周りにも遊園地のほうを見つめている人が何人かいて。みんな哀愁漂う雰囲気だったので、「僕と同じようなことを考えてるのかな」と思いました。

 

でも、よくよく見てみると、僕以外の人たちは、みんな死んでる人だったんですよ。そのとき「幽霊にコロナは関係ないんだから、行けばいいじゃん!」って、心の中でツッコんでしまいました(笑)。

 

しかも、最寄り駅じゃなくてちょっと離れた新木場にいるところが、なんだか謙虚ですよね。

 

ただ、もしかしたら外出自粛期間中に亡くなった人たちで、遊園地が営業再開したことを知らないのかもしれないなって。彼らにとっては、その遊園地は永遠に休業したままなんだって思うと、ちょっと切ない気持ちになりました。

 

【PROFILE】

シークエンスはやとも

1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。8月4日には本連載をまとめた初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売された。

 

【お知らせ】

はやともさんへのファンレター・心霊相談は、
〒112-8011 東京都文京区音羽1-16-6
光文社・女性自身編集部「ポップな心霊論」係まで!

 

「女性自身」2020年9月8日 掲載

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