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大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(72)が、読者からの相談に答える!

 

【Q】「介護施設に勤めていますが、管理者から『できない人のレベルに合わせてほしい』と。経験がまったくない人に合わせるの? このままこの施設にいるか転職するか迷っています」(Keiさん・63・非常勤職員・京都府)

 

【A】「仕事において大事なのはプライドよりもお金」(蛭子能収)

 

面倒くさいですね。(マネージャー「しっかりお仕事しましょう!」)仕事のできない人のペースに合わせるのは、この人のプライドを傷つけるんですかね、ウフフ。給料が安くなったら大問題ですが、そうでなかったら上司の言うことを黙って聞いていればいいんですよ。

 

(マネージャー「蛭子さんも高校の美術部では先生の顔色だけ見ていましたよね」)あっ、そうそう、たいがいは手の込んだ絵を描いておけば、先生に褒められて長崎市の展覧会に出してもらっていました。

 

なかには抽象画が好きな先生もいて、わざと太陽を2つ描いたらすごく喜んでくれました。(マネージャー「昔から意外とずる賢いんですね」)いや〜、だって、賞をもらうことが目的であって、好きで絵を描いていたわけではありませんからね。

 

仕事だって、金を稼ぐために仕方なくすること。本心では誰も好きで働いている人なんていませんよね。金を出してくれる人の言うとおりにしておけばいいんですよ。プライドなんて面倒くさいだけですよ。

 

「女性自身」2020年10月27日号 掲載

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