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2月22日は“にゃんにゃんにゃん”の猫の日。今回は山奥の尼寺で暮らしている猫たちの面白エピソードなどを描いている『まっちゃん劇場』をご紹介します。
■コミックエッセイ『まっちゃん劇場』アラフォー&アラフィフのためのウェブメディア「Go Women,Go!」にて好評連載中。4月下旬に初の著書となる漫画&エッセイ『尼寺のおてつだいさん』(仮)が発売予定
作者は奈良県音羽山の音羽山観音寺のお手伝いさんとしてNHKの『やまと尼寺 精進日記』に出演して人気者となったまっちゃん。現在はなごみ創作家として、お寺で飼っているたくさんの猫の日常のおかしみなどを4コマ漫画とエッセイでつづっています。
ある日のこと、尼僧の慈瞳さんに無理やり抱っこされて「イヤイヤ」と不機嫌になった猫のトラが、やっと解放されると、まっちゃんのところへ来て、足を引っかいてくる。いわゆる八つ当たり行動、猫によく見られる、あるあるな行為です。どうしようもない気持ちを優しい飼い主さんにぶつけてしまう……、なんといとおしいのでしょうか。
ほかにも、寝ているときに猫が胸に乗っていると、重さゆえなのか不思議と怖い夢を見てしまうというエピソードや、「高い、高い」をしても何をされてもされるがまま、ぬいぐるみのようにおとなしいチロの話など……。
どれも何げない日常を切り取ったものなのですが、まっちゃんのほんわかした絵のタッチがなんともほっこりした優しい気持ちにさせてくれます。
温かい人たちに囲まれてのびのびと幸せに過ごしている猫たちにふれて、いち早く春を感じられる作品です。
「女性自身」2021年3月9日号 掲載
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