家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。Netflixドラマ『愛の不時着』『梨泰院クラス』や映画『パラサイト 半地下の家族』など、恋愛や家族を描けばピカイチの韓流作品。でもこんなSFジャンルは初めてでは?『スター・ウォーズ』ばりの宇宙戦争映画『スペース・スウィーパーズ』をご紹介しましょう。
■Netflix映画『スペース・スウィーパーズ』独占配信中
時は2092年。土壌の酸性化で地球には植物が育たず、人々は悲惨な生活を送っていました。宇宙船操縦士テホは、女船長チャン、元麻薬王ギョンス、アンドロイドらと宇宙船「勝利号」に乗って、宇宙ゴミを集めては金に換える毎日。
偶然見つけた子どもを200万ドルで引き渡す取引で、一獲千金を狙います。しかしその子どもは、宇宙開発企業UTSが探している大量破壊兵器ロボットでした。
妙にアナログなオンボロ宇宙船がとんでもないスピードで宇宙を駆け巡り、戦って敵を倒していくシーンは迫力満点。見事なCG映像は、ハリウッド大作レベルです。
なのに、荒れくれチームの4人が子どものかわいさに振り回されるところが、何ともほほ笑ましい展開。子役のパク・イェリンの名演技にやられます。韓国作品の子役のレベルの高さといったら!
テホがなぜ金儲けに一生懸命なのかも、次第にわかってきます。一人ひとりの個性とその仲間愛がしっかりと描かれていて、記者は137分がとっても短く感じました。
(文:西元まり)
「女性自身」2021年3月23日・30日合併号 掲載
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