その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、吉本興業所属の“霊がよく見える”芸人・シークエンスはやとも(29)。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【またレンタルスペースで不気味なものを見てしまいました】
この連載でも何度かお話ししていますが、やっぱりレンタルスペースに行くと、何かしら変なものを見ちゃうんですよね。
この間行ったのは、ビルのフロア20畳くらいが、まるごと1部屋になっているという場所。さっそく部屋の中を見回してみると、すみっこに裸の男の人がうずくまっているのが見えました。
それだけでも不気味なんですが、そのうえ、なんだかすごく変な姿勢なんですよ。すべてが少しずつずれているというか。
そして、背中の後ろには、なにか大きな物体が落ちていました。気になって近づいてみると、それは切り落とされた2本の腕。その男の人、実は全身がバラバラだったんです。
ただ、ぞっとはしたものの、幽霊って感じはしなかったんですよね。たぶん、その場に残った記憶みたいなものを読み取っちゃったんだと思います。
帰りにほかのフロアの飲食店を覗いてみたら、その男の人がいた場所は厨房になっていました。もしかして、バラバラにされてシンクの下に押し込まれていたのかも。
レンタルスペースって便利なんですけど、不気味なものが見えることがけっこうあるので、利用の際はお気をつけください!
【PROFILE】
シークエンスはやとも
1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。昨年8月には本連載をまとめた初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売された。