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その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、吉本興業所属の“霊がよく見える”芸人・シークエンスはやとも。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!

 

【相方が日本一幽霊が出る学校に通っていました】

 

僕の相方、きんちゃんが通っていた高校は、「日本一幽霊が出る学校」と言われているそうです。

 

心霊現象が起こるのは当たり前で、勝手に物が動いたり、変な音が聞こえたりするのは日常茶飯事。グラウンドを走ると、何度も顔にクモの巣がかかったような感覚がして、「何だこれ?」と戸惑っていると、先輩たちに「それ幽霊だから気にするな!」と言われるんだとか。

 

しかも、教師や生徒が頻繁に事故死していて、きんちゃんの在学中には合計4人が亡くなったそう。そして、きんちゃん自身も幽霊に出くわしてしまったことがあるといいます。

 

ある日の放課後、きんちゃんは友達と5人で遅くまで学校に残っていたので、先生に見つからないように校舎の脇にある林を通って帰ることにしたそう。

 

ただ、その林にも幽霊が出ると言われていたので、みんなで腕を組みながら走りだしました。きんちゃんは先頭を走っていたのですが、ふと振り返ってみると、5人目の友達の腕に知らない人がしがみついて走っているのが見えたんだとか。

 

林を抜けると、謎の6人目は消えていたらしいんですが、それ以降は二度と林の中に足を踏み入れなかったそうです。

 

【PROFILE】

シークエンスはやとも

1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。昨年8月には本連載をまとめた初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売された。

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