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その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、吉本興業所属の“霊がよく見える”芸人・シークエンスはやとも。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!

 

【僕の霊視は悪いことほどよく見えます】

 

芸能人の霊視企画の打ち合わせのとき、たまに「悪いことが見えてもなるべく言わないでください」と念を押されることがあります。

 

たしかに、嫌なことばかり言われたら、気分も悪くなるでしょうし、場の空気が凍ったりすることもあるので、仕方ないのかなと思います。

 

でも、そうすると僕はちょっと困っちゃうんですよね……。

 

というのも、僕の霊視って、なぜか悪いことのほうが、よく見えちゃうんです。もちろん、いいことだってわかるんですよ!

 

でも、病気とか、仕事の不調とか、人間関係の問題とか、そういうことのほうがはっきり見えるし、精度も高いんですよね。

 

これは尼神インターの渚さんに言われたことなんですが、僕の霊能力って殺人事件を目撃したことがきっかけで開花してるじゃないですか。

 

マイナスのエネルギーで目覚めた能力だから、マイナスのことのほうがよくわかるんじゃないかって。

 

その説は、僕もすごく腑に落ちたんですよね。

 

たまに、自分の能力がちょっと怖くなったりしますが、事前にわかっていれば避けられる不幸もあると思うので、なるべくオブラートに包んで伝えられたらいいなと思います。

 

【PROFILE】

シークエンスはやとも

1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。本連載をまとめた著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売中。

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