水野真紀 不倫をネタにする夫に代わって「涙のドブ板活動」

12月上旬、徳島3区内の小さな文化ホールで後藤田正純前議員(43)の演説会が行われていた。壇上には、自治体の首長、地方議員とともに、妻・水野真紀(42)の姿もあった。

「昨年6月に銀座ホステスとの不倫デートが報じられると、後藤田氏の女性からの支持が激減しました。彼は『もう飲みに出歩けないよ』なんてネタにしていたそうですが、地元ではそんなシャレは全く通じていません」(地元支援者)

そんな夫の窮地を救ったのが、水野だった。彼女の“ドブ板活動”が身を結び、支援の輪は広がっているという。

「真紀さんは不倫報道以来、何度も徳島に足を運んでいました。参加者が数人しかいないようなミニ集会にも顔を出し、コツコツと女性有権者に謝罪し、支持を訴え続けてきたんです」(地元紙記者)

この日の演説会では、紺色のジャケットにグレーのスカートと、女優のオーラが感じられない地味な服装だったという水野。表情も固く、何やら思いつめたような表情の彼女は、司会者から「ここで夫人からご挨拶を」と言われると、重い口調でこう語り始めた。

「1年と少し前、夫は週刊誌で世の中をお騒がせしてしまいました。皆様には恥を欠かせてしまったにもかかわらず、こうして温かく拍手をいただける事を嬉しく思っております」

今にも泣き出しそうな表情の水野が自ら夫の醜態を切り出したことで、現場から驚きの声が上がる。さらに水野は次のように続けた。

「前回の選挙は、1200票差の本当に僅差で勝たせていただきました。みなさんが涙を流しながらお声がけをしていただいた、その結果だと思っております。ですから、みなさま、今回も後藤田正純にお力を貸していただけないでしょうか」

渾身のスピーチに、この日いちばんの大拍手が巻き起こったという。訪れた支援者はこう語っていた。

「奥さんは不倫報道があったあと、すぐこっちに来てお詫びして回っていました。そんな姿を見ているうちに『過去のことはもういい』と思うようになったんです。どんな夫婦にも悪い時期はあるでしょう。私たちは、もう気にしていませんよ」

 

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