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政治資金の私的流用疑惑が発覚して以来、口先ばかりの“謝罪”を繰り返している舛添要一都知事(67)。5月17日、この日も視察先の福島県庁で記者団にあらためて頭を下げた。だが、夫が窮地に立っていたそのとき――。15歳年下の“都知事夫人”雅美さん(52)は、東京・六本木にある超高級ホテルのフレンチレストランで舌鼓を打っていた。

 

この日、午前11時過ぎに都内の高級住宅地にある豪邸を出た雅美さん。最寄り駅から電車に乗り込んだ彼女は、白のブラウスに黒のタイトスカート姿。電車内の液晶モニターには、夫の記者会見の映像が何度も流れていたが、彼女は一瞥しただけで興味なさそうに窓外に目をやったのが印象的だった。

 

渋谷駅からタクシーで六本木の超高級ホテルに着くと、待っていたのは同世代のママ友5人。外はあいにくの雨模様だったが、テラスを臨む席で、お1人さま4650円のビュッフェを堪能した。親しい友人たちとの“ランチ会”なのだろう。

 

雅美さんたちが訪れた、このランチビュッフェは、ランキングで必ず上位に挙がる人気ビュッフェ。フランスの伝統的なビストロ料理を現代風にアレンジ、目の前で作ってくれるニース風サラダや生ハムは絶品!夫人は夫への“公私混同”“贅沢三昧”批判もどこ吹く風、両手に皿を持って、何度もテーブルと料理との間を往復した。シェフからローストビーフを切り分けてもらうときには、満面の笑顔に――。

 

結局この日、ゆったりと3時間半にも及ぶ豪華ランチを堪能した雅美夫人。タクシーで自宅まで帰ってきたところを直撃した。家までタクシーで乗り付けて目立ちたくないのか、雨なのに夫人が降りたのは自宅から少し離れた大通り沿い。傘を落としたところを拾ってあげる形で声をかけた。

――大丈夫ですか?

「ありがとうございます」

――女性自身です。

柔らかい、おっとりした声で「こんにちは」と返して来るが、表情は驚いていた。

――ご家族で行かれた千葉の温泉ホテルが批判を浴びていますが……。

「主人が会見で言ったこと以外、私からお話しすることはありません」

無表情にそう答えた。

――政治資金で買われた絵画などは、ご自宅に飾られているんでしょうか?

「それも主人が会見でお話ししたと思いますけれど!」

あとは何を聞いても無言のまま。明らかに怒りの表情だ。政治資金を流用しての、温泉リゾート家族旅行を指摘された舛添一家。夫の窮地に“セレブランチ”でストレス解消したくなる気持ちはわかるが、ちょっと時期が悪かった――。

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