’97年の立ち上げで、モール型サイト楽天市場の年間流通量が1兆円を超えた、日本最大級のネット通販会社『楽天』。かたや’00年に米国から上陸、注文当日に商品が届くスピーディさを売りに、楽天に迫る勢いの『アマゾン』。利用者が拮抗している2大ネット通販の「おトク度」を、消費者アドバイザーの村山らむねさんに比べてもらった。いざ10番勝負!
【品ぞろえの特徴】
〈楽天〉食料品の充実度が高い。旅行や金融上品も扱い、楽天ポイントを共通で貯めたり使ったりできる。☆☆☆☆☆
〈アマゾン〉書籍、CD、 DVDの品ぞろえは中古品を含めると、楽天を圧倒。最近はアパレルも充実。☆☆☆☆
【価格比較のしやすさ】
〈楽天〉商品を検索すると、出店しているお店ごとに商品が出てきて、価格の安い順に並べ直さなければならず、ちょっと不便。☆☆
〈アマゾン〉商品を検索すると、安い順から表示され、送料なども一覧表示できるなど、非常にわかりやすい。☆☆☆☆☆
【品物を探すワクワク感】
〈楽天〉お店、店長さんの情報などで非常ににぎやか。メルマガやブログ、Facebookに積極的な店長さんも多く、楽しくおトクな情報をゲットできることも。☆☆☆☆☆
〈アマゾン〉商品に焦点を当てた構成になっているので、お店や店長などの情報はほとんどない。自動販売機的な、クールな印象を受ける。☆☆
【レビューの役立ち度】
〈楽天〉レビューを書くとポイントがもらえるサービスのせいもあり「○○のために買いました」レベルの内容が多い。内容より、レビュー数が参考になる程度。☆☆
<アマゾン>もともと書籍販売が中心だったせいか、レビュアーの文章力は今も高い。内容も深く突っ込んだレビューが多く、読むだけでも楽しい。☆☆☆☆☆
【ポイントの貯めやすさ】
〈楽天〉お店や商品ごとに「○倍」と設定があり、ポイントの高いところから買いやすい。月末はポイント5倍キャンペーンも多いので、急がないものは月末を待つのもおトクな買い方。☆☆☆☆☆
〈アマゾン〉ポイント対象商品は少なく、次回の買物に使ってしまうケースがほとんど。☆☆