「努力して節約してもお金が貯まらない」「入ってきてもすぐに消えちゃう」ため息をつく本紙記者に、「それは、金毒に侵されている可能性が高いですね」と、衝撃の言葉を投げかけるのは、李朝風水師の李家幽竹(りのいえゆうちく)さん。金の毒と書いて「ごんどく」と読む。

 

「金毒は、一言でいうと、お金についてくる悪い気のことです。ウイルスのように人間に取りついて増殖し、取りついた人間の金運を食い荒らしていく恐るべき毒です。お金と金毒は裏表の関係で、お金を貯めようとすれば、必ず金毒もたまります」

 

じぇじぇじぇ! それは恐ろしい。そこで、目に見えないその金毒と、その浄化法を、李家さんに講義してもらった。まずは「金毒が好むエサ」の紹介から――。

 

【1お金に対する悪口】お金を否定する言葉を口にすると、金毒が寄ってくる。

 

【2 ねたみ、嫉妬】これは風水の「火」と「水」の狭間に生まれる悪感情。人をねたみ、悪口を言う人のそばにいるだけでも、感染してしまう。

 

【3「貧乏」「お金ない」の口グセ】「貧乏」は禁句! 貧乏自虐ネタの「今月もお金がなくて嫌になっちゃう」も、金毒が増殖する。

 

【4 キッチンの汚れ、ムダにした食材】もっとも金毒が生まれやすい場所。スポンジやまな板は、ひんぱんに消毒が必要だ。生ゴミの臭いもエサになる。

 

【5 水回りのカビ、菌、汚れ】カビ菌が大好物の金毒。排水口など見えない部分にも。

 

【6 貯金だけが生きがい!】お金を循環させずに、ただ貯めていることで、毒もたまってしまう。

 

「浄化方法の前に、まずはお金のことを、よく知ってお金と仲よくなりましょう」と、李家さん。金運とは、こんなキャラだという。

 

●自分を嫌っている人には寄りつきません。●愚痴が嫌い。●まんまるでいつもニコニコ。●おいしいものが大好き。●楽しそうに見える人が好き。●お調子者で、褒められるとどんどん増える。●でも、まじめすぎるのはちょっと苦手。●無理するのも大嫌い。●寂しがり屋ですから、人やお金の集まるところが大好き。

 

では、いよいよ金毒から身を守る浄化にとりかかろう。これは金運アップの第一歩。シャワーで汚れを流すと心身がすっきりするように、こまめに浄化していくと、金毒の被害を受けにくくなるのだ。

 

《金毒浄化法》

1、家族や友人におごる。「金毒は、自己中心的な人を好みます。逆に人のためにお金を使うことこそが、もっとも効果のある金毒浄化です」(李家さん・以下同)

 

2、スイーツを食べる。「ケーキや甘いものには金毒を流す作用が。特に、チョコレートや小豆を使ったスイーツは浄化作用強力です」

 

3、桃を食べる。「桃には強力な浄化作用があります。ジュース、カクテル、ゼリー、飴でも効果ありです」

 

4、自分へのごほうびを買う。「お金を使うことで金毒は流れていきます。仕事を頑張ったときや、ダイエットに成功したとき、ぜひ、何かごほうびをあげてください」

 

5、食材は完全に使いきる。「『金』の気を持つ食材をムダにするのは、自ら金毒を作りだします」

 

6、日本酒・赤ワイン風呂に入る。「豊かさを象徴する赤ワインは、『金』の気を活性化させ、金毒を取り除く作用があります。女性の運気も豊かにしてくれます。日本酒もデトックス効果抜群です」

 

7、寄付する。「浄化法として、人のために使う寄付も効果があります。クレジットカードによるネット募金は「お金を出した」ことを意識しにくいので、金融機関に振り込むか、募金箱に入れるのがおすすめです」

 

最期に、「金運体質」になるために、今すぐできることを李家さんに教えてもらった。

 

「それは『笑う』ことです。毎朝、鏡に向かい笑顔をつくりましょう。形だけの笑顔でも、楽しみごとの運気が豊かになっていきます。不平不満や愚痴、悪口は口にださないように。また、家の中をきれいに掃除する。趣味を充実させる。夕日を見る。ゆっくり休む。これらも金運アップ行動です。風水的に今年は、9年間の始まりの年。この一年で培ったものが、9年間の運になります」

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