『40歳、初めてのお見合い』という本が出版された。読売新聞が運営するネット掲示板「発言小町」に投稿されたトピックをまとめたもの。男性との交際経験がなく、真面目に会社員生活を送ってきた40歳の女性のもとにお見合い話がやってくる。どうしたらいいかわからない女性がアドバイスを求め、たくさんの応援や対策が寄せられたのだ。
そこで、自身も9年の婚活に励み、40歳のときに結婚相談所で知り合った男性とゴールインした、しあわせ結婚相談所KARUNAの田原奈美さんに聞いた。40代のお見合いの前に、捨てるべきことがあるという。その5つが、これだ。
〈1〉「若いからいいわけじゃない」という答えを捨てる
「婚活市場では、年齢が上がれば上がるほど女性の評価は下がる。それが現実です。この事実を念頭においてお見合いに励めば、落ち込むことも少ないです」
〈2〉余計なプライドをかなぐり捨てる
「『ここまで独身できて今さら妥協できない』というせりふを40代の女性はよく口にしますが、高条件の男性は誰もが狙っています。妥協という上から目線ではなく、フラットな気持ちで相手を見て」
〈3〉ときめきを捨てる
「結婚相手には、毎日安心して穏やかに暮らせる人がいちばんです。一緒にいて尊敬できる、安心感がある、心がほっこりする、そんな人を優先させましょう。恋のドキドキハラハラが毎日続いたら、心身が疲れます。恋人を見つけたいのであれば、合コンや出会いパーティで見つけたほうがよいでしょう」
〈4〉結婚相談所へのネガティブイメージを捨てる
「余計なプライドは結婚のチャンスを妨げます!あらゆる殻を取り払ってください。方法はなんでもいいのです。幸せは、なったもの勝ち。表向きには日常生活で出会ったことにしているけれど、結婚相談所でのお見合いで知り合った夫婦やカップルも少なくありません」
〈5〉たばこを捨てる
「特に女性の場合、喫煙者はお断りされることがほとんど。禁煙の努力をしてお見合いをし、結婚に至った会員がいます。お見合いをしたいのであれば、禁煙に努めたほうがよいでしょう」
アラフォーのお見合いは、己れの余計なプライドを捨てることから始まる。そして、たばこを取るか、結婚を取るか。あなたの人生に必要なのはどっち?