「ここ数年で、不用品をネットオークションに出品する人が増えたり、衣服やアクセサリーを中古で手に入れることが当たり前になってきたりと、インターネットでの個人間取引が多くなりました。増税後は“消費税がかからない”ということも注目され、ますます増えていくと思います」
そう語るのは、オークションライターの川崎さちえさん。ネット取引人口が増えたのは、スマホやタブレットの普及も要因のひとつだという。しかし、なかには“何だか面倒臭そう”というだけで、ネットオークションを敬遠している人も。そこで、川崎さんが「ネットオークションで高く売る6つの手順」を伝授。
【1】不用品を1カ所に集めておく
「高額で買ったいいモノから、子どもが飽きた玩具など本当にいらないモノまで、不用品が出るたびにそこに集めておきます。汚れや傷、不具合がないかなどのチェックも不可欠です」
【2】たまったら一気に自然光撮影
「不用品がある程度たまったら、まとめて撮影をします。ネットオークションでは写真がかなり重要。晴れた日の午前中の自然光撮影がおススメ。やや斜め上から撮るといい感じに撮れますよ。スマホのカメラでも問題ありません」
【3】オークションサイトに会員登録
「毎月会費を支払うのがネックではありますが、やはりヤフオク!(Yahoo! JAPAN IDを取得し、月額380円[税抜き]のプレミアム会員になる必要がある)がいちばん売れるのでおススメですね」
【4】「売れる言葉」で商品登録、終了時間の設定は週末の22〜0時に!
「買い手が入力するキーワードにひっかかるタイトルをつけないと、絶対に売れません。出品物の特徴を簡潔かつ具体的に書くのが大事。衣類なら新品or中古、ブランド名、アイテムの名前。玩具ならキャラクター名やアニメ名などです。あとは、必要事項をすべて入力し、画像をアップロードすれば終了です」
【5】「週末の夜」まで経過観察
「週末の22〜0時は閲覧者が多い時間帯なので競争率が上がり、終了間際に入札が増えて金額アップが期待できます。落札されたら終了通知メールが届くので、落札者と連絡を取って、登録してある口座に入金してもらいます。出品物に税金などはかかりませんが、『落札システム利用料』として、落札金額の5.4%が徴収されます」
【6】「自分ルール」で発送
「入金前に、商品が手元にないのは不安のもとです。金品のやりとりなので、きちんと入金を確認してから発送しましょう。また、作業発送が面倒だと思われがちですが、私が発送するのは火曜か金曜だけ。商品説明には『発送は火曜日か金曜日です』というように自分の都合を書いておけば大丈夫です。発送したら、お互いに評価(5段階評価とコメント)を付け合うことで取引が終了します」
ネットオークションは面倒臭いと思われがちだが、やり方を覚え、慣れさえすれば、十分家計の足しになるそう。あなたもネットオークションに挑戦してみてはいかが?