昨年10月の発売以来、口コミで話題となり、瞬く間に18万部を超すベストセラーになった『神さまとのおしゃべり(ワニブックス)。著者のさとうみつろうさん(34)は沖縄在住の人気ブロガー。「笑えるスピリチュアル」というブログを’11年12月から毎日欠かさず更新し続けている。

 

そこで、さとうさんが「神さまとのおしゃべり」で聞いた、とくにありがた〜い神さまの教え6つを公開してもらった。

 

《あなたの信じることは何もかも全て、現実となる》

神さま「現実とは、その人が信じたとおりに見えているだけの幻である。これは脳科学者もすでに突き止めておるぞ。現実とは、その人の視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚からきた電気信号をもとに、脳内で勝手に作り上げている、いわば架空のもので、人の数だけ『現実』がある。つまり不幸だと信じた人が『不幸』を見て、幸せだと信じた人が『幸せ』を見る。ルールはそれだけなんじゃよ」

 

《鏡は先に笑わない》

神さま「人間よ。鏡は先に笑わない。こちら側が先に笑うんじゃ。そうすればその後、鏡にも笑顔が映るじゃろう。鏡に映るのは過去の現実じゃ。何かを変えたいなら、起こった出来事を先に変えようとせず、その出来事をどう解釈するかを先に考えるんじゃよ。考えが変われば、ただの鏡である『現実』は、あとを追うように自動で変わるじゃろう」

 

《答えがどっちでもいいから、あなたは今日も悩んでいる》

みつろう「昼ご飯はカレーにしようか、ラーメンにしようか。死ぬほど悩むなー」

神さま「迷っているということは、実はどっちでもいいんじゃよ。実はすべての悩みは、どっちでもいいからこそ生じるんじゃ」

みつろう「えっ、そんな!だって深刻な悩みの人だっているでしょう?」

神さま「悩みに深さなんて関係ない。悩みとは、選択肢のことじゃ。それしか選択肢がないような差し迫った状況で、悩みは発生しない。だから悩んだら、まず悩むのをやめればいい。大切のは勇気だけじゃ」

 

《幸せになるために感謝するのではなく、感謝している間が幸せ》

みつろう「何事にも感謝していると、やがて幸せがやってくるんですよね」

神さま「そうではない。感謝しているときこそ、人間は幸せなんじゃよ。不安になったときは、すぐその場で何でもいいから感謝できる存在を思い浮かべて、必死で感謝してみるのじゃ。感謝というレーザービームが、おまえの不安を打ち負かすじゃろう」

みつろう「そうか、感謝は幸せになるための道具じゃないんだ……」

 

《あなたが嫌いな人は、あなたの知らないことをいちばんよく知っている人である》

みつろう「職場でも近所でも親戚でも、1人ぐらいはイヤなヤツっているよね」

神さま「じゃが嫌ったままでは、もったいないぞ。嫌いな人を『価値観の違う人』だという視点で見てみるんじゃ。その人はおまえの知らない風景をたくさん見ている人。いろいろな風景を楽しむために生まれてきたこの世界で、その人に歩み寄れば、おまえの願いはあっという間にかなうじゃろう」

 

《いま、笑おう》

みつろう「あー、幸せになりたい。いつか幸せになったとき、昔の自分を思い出して笑うんだろうなー」

神さま「どうせ未来で笑うなら、今笑ったらどうじゃ?『あれとこれをして、いつか笑おう』よりも、『あれもこれもしないで、今笑う』んじゃよ」

みつろう「そういえば、笑顔を作るときの表情筋の動きが『幸せホルモン』の分泌を促すと聞いたことがあるぞ……。ハッそうか!「笑う門には福来たる」とは、このことなのか!

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