すっかり人気のスポットとして定着した、食べ物をテーマにした工場見学や体験型のミュージアム。全国で次々とオープンしているが、おすすめミュージアムをガイドしよう。こちらは関西編。
〈江崎グリコ グリコピア神戸(兵庫県神戸市)〉
’98年にオープン。入るとすぐ、昔懐かしい自動販売機の復刻版が展示されている。見どころは、オリジナルアニメが上演される3Dシアター。子供たちは思わず捕まえようと手を伸ばす。ショップには、ここでしか買えない限定品がズラリ。「プリッツ見学パック」が人気とか。年代を追って懐かしいおもちゃが並ぶ「グリコのおもちゃコーナー」は、思わず大人も夢中になってしまう。帰りに大人はプリッツ1箱、子供はキャラメル1箱と「チョコレート博士認定証」をプレゼント。
〈道頓堀コナモンミュージアム(大阪府大阪市)〉
「コナモン」とはお好み焼きやたこ焼きなど、小麦粉を使った大阪名物の食べ物のこと。道頓堀にある大ダコの看板が目印の建物は、各地でたこ焼き店を展開する「たこ家道頓堀くくる」が’11年4月にオープンした。1階はたこ焼き店、2階はイートインスペースで、コナモンの歴史を紹介するパネルを展示。3階の工房「まねき多幸」では、食品ロウサンプル作りを体験できる。お土産には、たこ焼き粉、かつお粉、コテ、鉄板などがセットになり、自宅でたこ焼きが作れる「たこ焼きの素」(税込み2,160円)がおすすめ。
〈紀州梅干館(和歌山県みなべ町)〉
南高梅の梅干しを作っている工場の見学ができる。3D映像を見られるシアター「ウメタ梅干ヒットパレード」がユニーク。自分だけの梅干し作りや梅ジュース作りができる。
〈御座候あずきミュージアム(兵庫県姫路市)〉
御座候」は回転焼で有名な姫路市にある菓子作りの老舗。’09年6月にオープンした里山庭園の建物に、あんとしてつかわれる小豆のすべてを展示。レストランも併設されている。
〈UCCコーヒー博物館(兵庫県神戸市)〉
毎日開催の体験コーナーでは、テイスティングやクイズコーナーがあり、オリジナルグッズのショップも。世界で唯一のオリジナルローストが作れる焙煎体験もできる(要申し込み・有料)。
〈Wood Egg お好み焼館(広島県広島市)〉
お好み焼のソースなどでおなじみのオタフクソースが運営。お好み焼きの歴史や文化の展示のほか、お好み焼きの料理教室(要予約)などもあり、その魅力を堪能できる。
どこも“特別な体験”ができるはず。子供たちを連れてぜひ!