過酷な原発事故でいまだに10万人近くが避難生活を強いられる福島県。本誌が事故後に出会った家族もこの5年間、常に選択の岐路に立たされてきた。「どこに住む?」「何を食べる?」「不安を話していいの?」そんな苦しみのなか、支えてくれたのは、身近にいる家族−−。「“吾妻おろし”で、この時期は格別、風が冷たいんです。寒いですから中へ。ここが私たちの今の家です」そう、川井美香さん(4...

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