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「当初は“歩きスマホ”が問題視されていた『ポケモンGO』ですが、日本でのサービス開始後、意外な“落とし穴”があることがわかってきました」(ITジャーナリスト)

 

7月22日、「ポケモンGOが、日本でも配信を開始した。早くも社会現象になっているこのゲーム。だが、夢中になりすぎて生まれる危険も少なくない。そこで、子供たちがハマりかねない“罠”を、専門家たちが解説してくれた。

 

■個人情報の流出

 

「海外で配信された当初は、アカウント(ユーザーIDなど)から個人情報が流出するトラブルが発生しました。日本版は改善されていますが、ストーカー被害などの原因になる個人情報は出さないようにしてください。グーグルのメールアカウントを使って、このゲームにログインする人が大多数でしょう。すでにそのアカウントを持っている人は、既存のものを使ってしまいがちですが、念のためこのアプリのために新しいアカウントを作ったほうがいいと思います。また、13歳未満はグーグルアカウントは作成できないため、保護者がアカウントを管理することになります。ゲーム内でのニックネームも、本名やメールアドレス、性別などが推測されない名前をつけたほうが安全です」(テクニカルライターの三上洋さん)

 

■不法侵入トラブル

 

「現実の公園や、店舗周辺などが、ポケモンをゲットするのに必要なアイテムを手に入れられる『ポケストップ』としてゲーム内で設定されています。『ポケストップ』は原発などの危険な場所や、私有地などには設定されていませんが、夢中になると、気づかずに危険なところに入ってしまうことがあります。とくに子供には、他人の敷地に入らない、深夜の公園に入らないということを、徹底させてください」(同前)

 

■課金での高額請求

 

「ゲーム内では、仮想通貨『ポケコイン』を使って、ポケモンをゲットする“モンスターボール”や多くのポケモンをおびき寄せる“おこう”などのアイテムを増やすことが可能です。もちろん、このポケコインは有料です。“早く、たくさん”ポケモンを捕まえるため、アイテムをたくさん手に入れようと、高額の“課金”をしてしまう恐れがあります」(ITジャーナリストの本田雅一さん)

 

■誘拐・犯罪の危険性

 

「日比谷公園でゲームをしていたときに、ポケモンをおびきよせるアイテムを使いました。それによって現れたポケモンは、近くにいる人は誰でもゲットできるため、僕の周りにはたくさんの女の子が来て、話しかけてきました。知らない人同士でも、コミュニケーションを取りやすいのがこのゲームの特徴です。いっぽう、『ボクについてくれば、ポケモンがたくさん手に入るよ』と子供を誘惑し、誘拐などの犯罪を引き起こすことも難しくないのです」(前出・三上さん)

 

■詐欺サイトへのアクセス

 

「“ポケコイン”をゲットできる、と思わせ、不正に個人情報を抜き取ろうとする“詐欺サイト”も存在します。『ポケモンGO』はゲーム自体に詳しい説明がなく、攻略法を検索しまいがちです。だからこそ、非公式サイトに危険性があることを、しっかり子供に知らせておくことも重要です」(同前)

 

親子で一緒に楽しむことが、トラブル対策の第一歩なのかもしれない。