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鋳物産業が盛んな富山県高岡市。全国のお寺の鐘や仏像の約95%が高岡市で作られているんだって!加賀藩主・前田利長が現在の高岡市金屋町に鋳物師を招いたことから、その長い歴史が始まったそう。約400年にわたり、鋳物技術が受け継がれ、高岡銅器は今も名高い。

 

銅器と並び、高岡鋳物のなかで今注目されているのが、“錫の曲がる器”。通常、錫はやわらかいため、曲がることが欠点だったが、発想の転換。あえてほかの金属は加えず、錫100%のやわらかい性質を利用したのが『曲がる』シリーズ。

 

「簡単に手で曲げられ、好きな形に。贈り物にすると、まっで喜ばれるちゃ」とはファンの声。モダンなデザインと入れるものや気分によって曲げ具合が変えられ、印象も異なると大ウケやちゃ!

 

富山県民の食文化になくてはならないのが、昆布。地元ではほぼ採れないのに昆布巻、昆布締め、昆布巻かまぼこ……と料理に合わせて多種類の昆布を使い分け。

 

「昆布のないおにぎりなんておにぎりとは言えんちゃ〜。昆布を食べない日はないわ〜」とまでに昆布が根付いたのは北海道〜日本海沿岸を巡る北前船の寄港地だったことが大きい。

 

明治時代には多くの人が開拓などで北海道へ。彼らが故郷に暮らす家族や親せきに羅臼の昆布を送ったことも昆布文化発展につながったそうやちゃ。

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