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森友学園を巡る問題が再び動きを見せている。3月29日、大阪地検特捜部は「国の補助金を不正に支出させた」とする補助金適正化法違反容疑の告発状を受理。31日には府と市もそれぞれ調査に乗り出した。

 

さらに籠池泰典氏(64)が3月末をもって理事長退任。4月からは長女が新理事長に就任して教育方針を見直すなど、ここへきて籠池氏は窮地へと追いやられている。

 

本誌は先週、籠池氏の原点を報じた。実家は香川県で海運業を営んでいたが、彼が小3のころに倒産。一家は兵庫県尼崎市へ転居したという。尼崎市の文化住宅に住んでいた男性は当時を振り返る。

 

「この辺りには文化住宅がありました。6畳と4畳半と台所にトイレだけ。風呂はありませんでした。家賃は今の価値で3万円ほど。あまり裕福ではない方々が住んでいました」

 

そこに住んでいたという籠池氏。高校時代の同級生はこう語る。

 

「彼は瓶底みたいな黒縁メガネをかけていて、髪の毛もフサフサ。何が好きかなど、自分のことをはっきり言わない。証人喚問でも臆することなく答える今の姿とは別人のようで、自分の同級生だと気づかなかったほどです」

 

だが、当時から今とつながる“片鱗”はあったようだ。

 

「彼が自身満々に話しているときに『それは違う』と思うことが多々ありました。本当は知らないのに知ったかぶりをするんです。中身がないのに、ウソをついて外側だけつくろおうとする。だから誰も寄り付かなくなっていましたね。当然、モテなかったです」

 

帰宅部で“ぼっち”生活を送っていたという籠池氏。そんな彼が注目される“ある事件”が起きたという。

 

「バレンタインデーのことでした。登校時にはなかったマフラーをつけて帰宅していたんです。見せびらかすかのように。すぐ男子の間で『誰が渡したんや?』と話題になりました。でも彼女がいる気配もないし、渡した相手も見つからない。なので『“モテ偽装”をしたんだ』と言われるようになりました」

 

真偽は定かでないが、そんな“疑惑”を持たれてしまう籠池氏。同級生はこう語る。

 

「正直、今の発言を聞いていても、あやしいなと思うことがあります。姿は変わっても根っこの部分は変わっていないんだと思いました」

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