ユニクロ柳井社長 経済誌元編集長が語る「素顔とタブー」
「ユニクロ」を創業し”6千億円企業”へ育て上げた革新の人、柳井正社長(63)。先ごろ、プロテニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチと組んで世界の子供たちのために10億円のファンドを設立した。
「それは社会貢献をしないとグローバル企業になれないという思いからだ」というのは、さる経済誌の元編集長だ。これまでに数回、柳井氏へのインタビューを重ねてきた彼が、柳井氏の”素顔とタブー”を語った。
「柳井氏は徹底した合理主義者で、『社員というのは会社に寄りかかって大企業病になるもの。それではいっそうの成長は望めない。みんなが自営業のつもりで、自分の資産を増やすことを目的に無駄を省くことが大事。会社に寄りかかると罪悪感がなくなる』と話していた」
「残業はさせない」と語り、実際、サービス残業が発覚して降格された店長が何人もいるのだという。定時に終わるように走りながら仕事をしろと発破をかけ、無駄を徹底的に排除する。
「柳井氏自身も酒は飲まず、夜の付き合いはしない。早く帰宅して、勉強するほうが大事だ。そして休みの日には突然、店舗を訪ね服を畳んだりする。いまだ日本の小売業が実現していない世界ナンバーワンの小売業になることが目標で、ロールモデルはマイクロソフトなどのグローバル企業だ」
ユニクロ本社の社長室に通じる廊下の壁には世界の成功者たちの言葉が並んでいる。元編集長は、特に印象的なのがビル・ゲイツの言葉だったという。”泳げない奴は沈めばいい”。
柳井氏とユニクロは「世界一のアパレル企業」を目指していく。
(週刊FLASH
12月25日号)
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