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《亡くなったお母様の、深い愛情をもって世界の子どもたちと接するお姿を思い出すと、そのお母様に育てられた子息はしっかりとした価値観をもつ優しい青年であろうと思い、結婚に賛成しました。良いご縁と喜んでおります》

 

7月2日に開かれた、高円宮家の三女・絢子さまのご婚約内定会見を前に、高円宮妃久子さまは喜びのお気持ちをつづられた。

 

絢子さまのお相手は、認定NPO法人「国境なき子どもたち(以下、KnK)」理事を務める守谷慧さん(32)。久子さまが昨年12月、おふたりを引き合わせられたという。

 

「久子さまは『妃殿下が知らない人はいない』といわれるほど広い人脈をお持ちです。その久子さまがご婚約発表半年あまりというという“スピード婚”をお認めになったのは、守谷さんの人柄が素晴らしかったからでしょう」(宮内庁関係者)

 

KnK会長の寺田朗子さん、守谷さんに好印象を抱いていたという。

 

「守谷さんは、とにかく爽やかな好青年です。お母さまの季美枝さんは、専務理事として長年KnKを支えてくれました。『久子さまをぜひ写真展にお呼びしたい』と、宮内庁にお願いしたのも季美枝さん。’07年のことです。久子さまはそれ以来、毎年写真展にお越しになり、私たちの活動を応援してくださっています。次期会長は守谷さんにお願いしたいと思っていました。でも、’15年の7月、カンボジアで突然病気になって、搬送先のバンコクで亡くなってしまったんです」

 

守谷さんは翌年「母がやってきた仕事を見たい」とカンボジアを訪問。母の遺志を継いで、KnKの評議員を務めることになる。そして昨年11月、KnKの創立20周年パーティーが開かれ、久子さまがご臨席に。このパーティーが運命の出会いを生んだ。

 

「久子さまと守谷さんは、あのパーティーがほぼ初対面ですよ。’10年の写真展でもあいさつだけはされているけれど、きちんとお話しをされたのはあの場面が初めて。『女性自身』さんもいらしたでしょう?」(寺田さん)

 

実は、寺田さんの半生を取り上げた「シリーズ人間」(1月30日号)の取材で、『女性自身』記者もこのパーティーに同席していたのだ。ぜひ、久子さまにコメントをいただかなければ――。そう意気込んで久子さまに近づくが、背の高い青年と熱心にお話しされている久子さまに、なかなか話しかけられず5分が過ぎた……。

 

本誌記者はもちろん寺田さんも、この青年が後に絢子さまの婚約者になるとは知る由もなかった。

 

「おふたりはずいぶんと話し込んでいらっしゃいましたよね。きっと季美枝さんの思い出話に花が咲いたんでしょう。『素晴らしい青年だ』とすぐに守谷さんをお気に召したんですよ。ひょっとしたら、このときにもう『うちの娘に』とお思いになっていたのかもしれませんね」

 

絢子さまと守谷さんの末永い幸せは、5分で見初めた“母の直感”が生んだものだった――。

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